ラケーテンハンマー
 赤き流星となった「生ける破城槌」が降り下ろされる。
 遠目には小さな影に過ぎないが、それは紛れもない破壊の権化であった。
 あたかも巨大戦艦の艦砲射撃が鋼鉄の装甲に着弾した瞬間の如く……大気が震えたのだ。