■“彷徨”キャンペーン 第4回(パーティーレベル8) チャプター1

 レオニス ホーリィ・スカージ3/ウィザード5
 ゾア ウォープリースト1/フェイヴァードソウル3/レンジャー2/ファイター2
 スティーン バトルスミス1/ファイター6/ブラックスミス1
 ロアルド クレリック7/レンジャー1
 フォルカー ファイター8
 ダス インヴィジブル・ブレード3/ローグ3/スカウト1/ファイター1

スティーン「スコップとか買わなくていいんでしょうか……」
レオニス「事ここに及んで今更が……洞窟にトライしようというのにスコップやツルハシ皆無な状況はいかんな!」

 パーティーはスコップとツルハシを手に入れた!

DM「で、どこ行くの?」
スティーン「ジャイアントと引き分けたところ、奥まだ行ってないですよね」
ダス「サーベルタイガーがいた十字路で、最後に残ったまだ行ってないろところはどうだ?」
レオニス「せっかく工具も用意したことだし、埋まった道を進んではどうか」

 そんな会議の後、結局トンネル開設コースが採択される。

DM「まぁ時間経ってるんで既に雪というより氷の壁だね」
レオニス「普通に穴掘るのと大して変わらないか……。サモン・モンスターで穴掘らせるのは……」
DM「土ではなく岩を掘れる能力持ちじゃないと無理」
 仮に土相手だった場合、なんの補強もしてないので常に生き埋めの危険がつきまとう諸刃の剣だ。ファイア・ボール一発放り込まれるだけで大惨事。
フォルカー「掘るしかないか」
スティーン「掘りましょう!」
 ハイホーハイホー♪
レオニス「道幅は一人分か……」
DM「スティーンとフォルカーだと身長差で上下は……可能かもしれんが危険だ(笑) 鉱夫技能とかそーいうのないから、メチャクチャ手際が素人だもんな。ツルハシやスコップの誤爆が怖過ぎる」
レオニス「ドワーフでもボーナス無いか」
DM「鍛冶や鉱石の目利きには付くんだけどねぇ。採掘には無いね。というわけで素人丸出しのへっぴり腰で氷壁に立ち向かう探検隊」
ダス「なら後方警戒をしっかりしないとな!」
 その時BGMがR.O.DのOPに。
DM「ダーンダーンダダーンダーンダ♪」
ダス「ダーンダーンダダーンダーンダ♪」
ロアルド「おかしいだろ! その盛り上がりは!(笑)」
ゾア「こんなのミス・ディープなら一発で突破できるのに(笑)」
DM「ミス・ディープできるよ。ブリンクで(笑)」
レオニス「あれ痛いの」
ゾア「そういやダメージ喰らいまくっていたな(笑)」
DM「中途半端ミス・ディープだから(笑)」
フォルカー「これってツルハシとかに火の属性とか付与出来ないのかな」
DM「効果時間すぐ切れるし、氷をバターのように……とかそんなスイスイとはいかないな(笑)」
スティーン「頑張って掘るわ!」
ロアルド「レオニスはメイジ・アーマー大丈夫?」
レオニス「かけ直すよ」

 
DM「じゃあ1ブロックに1時間以上かけて進んで……ええと強化呪文の効果時間が、マス・レジスト・エナジーが80分で、スノー・シューズが2時間? となるとレジエナが切れるね」
ゾア「レジエナが切れて、サインも切れて、ライトも切れたと」
レオニス「かけ直します」
DM「じゃあまた掘り進ん出る内に切れた」
ロアルド「はうあっ!?」
レオニス「…………ですよねぇ(苦笑)」
ゾア「掘り進むだけで4時間はかかるだろうなぁ」
ロアルド「もうマスレジ無いよ? 普通のレジスト・エナジーワンドならあるけど」
 マス・レジスト・エナジーは自前ですが、ワンドは消耗品です。
レオニス「しょうがない。開通するまではレジエナ無しで。開けたらレジエナをワンドからかけよう」

 
DM「では開通した。となるとこんなのが待ってるよおめでとう。スティーンだけ視界が通ってるんで、知識判定どうぞ」
スティーン「ええと……達成値10です(苦笑)」
DM「うむ。わからん。フィギュアの見た目のまま判断してくれ(笑) で、不意打ちでスティーンに攻撃……ダイス目低いから当たらなそうだなぁ」
スティーン「AC23です」
DM「うむ。外れた」
ロアルド「固いなぁ」
DM「で、ダスだが……まぁダスは前のほうでなんか金属に固いものが当たった音と、スティーンが驚く声が聞こえた」
ダス「なんだ!? 敵か!? で、行動終了」
フォルカー「どうした? 固いものでも落ちてきたか? 平気か?」
ロアルド「俺もよくわからんなぁ」
DM「うむ。しょうがない(笑)」
 状況を俯瞰してないキャラクター達だとな!
DM「じゃあイニシアチヴ15で敵。パンチパンチで……これまた両方共ハズレ。おかしいな!」
ダス「さすがスティーン! 鉄壁!」
フォルカー「落盤か!」
スティーン「なんか透明のデカい敵が出てきたわ! まだ道は抜け切れてないから、一旦下がっていいかしら!?」
ゾア「どうしたスティーン! なにがあったんだ!?」
レオニス「君は馬鹿か!? 敵が出たって言ってるじゃないか!」
ダス「透明な敵だと!? スティーン、一旦下がれ!」
フォルカー「敵だと! スコップを捨ててグレイヴを構えるぞ!」
レオニス「じゃあマス・レジスト・エナジーの冷気を全員に!」
DM「灯火管制敷いてたから、暗視持ちのスティーン以外視線通ってないよ」
レオニス「うぉぉ! しまった!? じゃあライトを発動」

 とまぁ序盤のつまずきもさることながら、やはりこの狭い通路で身動きもままならないのでは厳しいとうことで、一度20フィートほど後退する。

DM「敵は追ってこないね。まぁ追いかけるにしても、狭過ぎるんでかなり厳しい(笑)」
レオニス「氷と一体化してすり抜けてこないのか(笑)」
DM「して欲しいならするが(笑)」

 作戦会議の結果、前回同様にディメンジョン・ドアによるデスラー戦法開始。
 ただし全員ではなく、フォルカーとスティーンのツートップをレオニスが転送するに留め、彼らに敵が誘引されたところで残りはトンネルから入ることにする。強化呪文もできるだけかけた上で。

ダス「じゃあ跳ぶ前に俺がトンネルから中の様子を覗いて、敵の位置を確認するか?」
レオニス「で、捕まって死ぬと」
ダス「だが誰かが奴の意識を引く必要があるんじゃないのか?」
フォルカー「そこまで注意引かなくてもいいだろう」
レオニス「…………じゃあ、跳びます」

 飛べ! イカロいやレオニス! 続く!


●プレイヤーズコメント

・レオニス
 カスミ殿にやり込められているわけにはいかん。
 今回こそは必ずや戦果をあげて帰らねば。

 待ち伏せしていた敵に頭を押さえられた状況。
 自ら掘り進めたこの細いトンネルでは狭すぎて満足に武器も振るえない。
 だが、この先が広まっていることはわかっている。
 そこで展開して優位を得よう。



・スティーン
 氷の壁をようやく抜けたと思ったらまたしてもデカイやつ!!
 攻撃には喰らわずに済んだけど、2回目は慎重に……。
 叩きに行くわよ!



・ロアルド
 スコップ! ツルハシ! ジャジャジャーンジャジャジャ〜(BGM)
 さあ、スティーンの良さを数えろ! ということで、ようやく準備が整ったわけですが、強化呪文の消費具合までは計算に入れてなかったなあ……。しっかり娘に対し、何とも頼りない男連中の図式からは脱却したいものだ。
 だが、今度は準備もしたし、作戦もたてた。さあ、前に進もう!



・フォルカー
 前に俺が埋まりかけた処を行くのか、罠も在った位だからあの先に何が在るのか気になるよな。
 この先には空間と更に先に伸びた路が有ったな。今は窒息し掛けた事しか覚えていないが、結果を出して良い記録に塗り替えたい所だ。

 またも立ち塞がる敵。
 待ち伏せか、俺達が凍りついた雪を砕く音に気が付いたか。
 不利な立ち位置だ此処で迎え撃つには狭い、グレイヴを満足に振るえない……。



・ダス
 掘るぜ〜、超掘るぜ〜。たとえ先に何が待ち構えていてもー。
 ……ほんとに何かいた! 透明な敵と言われたら、この洞窟にも出てきたアイツが思い浮かびますね。エレメントとか、エレメントとか!

■“彷徨”キャンペーン 第4回(パーティーレベル8) チャプター2

 
ダス「その目に飛び込んだ風景とは!?」
DM「着地! ズボッ!!」
 つまり落ちるんです。だってイカロスだから。
DM(つーかこのフロア中、そこだけしか穴が無いのに完璧なまでのピンポイントぶり……さすがだ……!)
ロアルド「来たか!?」
フォルカー「穴!?」
ロアルド「ひー」
スティーン「ひー」
ダス「ひー」
レオニス「ひー」
DM「薄い氷を踏み抜いて、そのまま落っこちていくね」

 
DM「というわけで皆さん、20フィートほど落ちたところで知識ロールを……で、レオニスはホワイト・プティングというスライム系のモンスターが穴の底一面に溜まってるのがわかった。冷気と思いきや酸で攻撃してきて、冷気に対する完全耐性も持って無い。エネルギー抵抗はあるけどね。で、こいつの酸は金属や石は溶かせない」
ロアルド「一面に……(苦笑)」
ダス「美味そうな名前じゃねぇか!(笑)」
フォルカー「床全体ホワイト・プティングか……」
レオニス「よし、イニシアチヴ早い。即座にディメンジョン・ドアで逃げよう。防御的発動! 目標値19! …………おぉぉぁっとーぉ!? 18か!!」
DM「じゃあ失敗だ。AP無いし」
ロアルド「無いんだよ……」
レオニス「ピンチピンチ! 1か2振らなきゃ成功してたのに!」
ゾア「仕方ない……これがダイス目勝負だ」
レオニス「俺の耐久力が20あれば成功してたのに!」
ロアルド「どんだけだよ!(笑)」
フォルカー「レオニス! こいつはどうなんだ!? また吹っ飛ばすのか!? こいつは攻撃して平気なのか!?」
レオニス「わからん! やってみるしかない!」
DM「服を溶かせると書いてあるね……(スティーンを見ながら)」
ゾア「うわあああ!? 最初からそれが目的だ!(笑)」
スティーン「落ちる運命だったということかっ!!」
DM「なのでスティーンは、襲われたら鎧の中に侵入されてインナーや鎧のベルトが……!!」
 
 都合よくプレートアーマーが透過されるDMの妄想。
フォルカー「強打+8で斬ります!! 21まで命中!」
DM「当たった。分裂した」
フォルカー「やはりそうか! 分裂したぞ!!」
ダス「武器の種類で変わるかもしれないぞ」
 これを読んだダスのプレイヤーはAPを1減らしておくように(笑)

 こうして分裂したプティングとの死闘が始まる。
 一体はフォルカーに反撃し、もう一体はダイスのランダムで標的に選ばれたレオニスに襲いかかる。
 これによって組みつかれてしまったレオニス。一方フォルカーは殴打ならどうだとガントレットによるパンチ攻撃を行い、ダメージを与えることに成功。ただし、破損を承知で捨てたグレイヴは木製部分が溶かされ、使い物にならなくなる。

スティーン「えーと攻撃は集中が基本だから……フォルカーがダメージを与えた方にモールで攻撃します! えい! 一発目命中! 二発目は……」
 戦闘の定石である「ダメージの集中」を守ったスティーンであったが、ファイターとレオニスの二択で前者を選択したことは……。
DM「ファンブルか(苦笑)」
レオニス「強打は大業物とコンバートしちゃったから無いんだっけか」
 どうせファンブル以外命中するスライム相手は、強打全開が基本なのです。
 フォルカーは組みつきバトルで一進一退の攻防を繰り広げ、ダメージを受けはしないが与えもしない。だがレオニスは組みつきなんて苦手もいいところなので、毎ラウンド無視出来ないダメージが蓄積する上に……。
DM「レオニスは反応セーヴだ」
レオニス「反応!? うわ、溶かされるぞこれ!!」
ロアルド「てことは背負い袋が……」
DM「それもそうだし、全裸だ。あと巻物やワンドも全滅するな」
レオニス「いかん!! 洒落にならない!! おりゃーっ!!」
DM「……失敗したね。ドロドロドロ」
レオニス「くああああ!!」
スティーン「え!? え!? 完全に!?」
DM「んー、そうだなぁ。このラウンド中ならそれぞれの手で一つずつまでは拾えてもいいよ」
レオニス「一個だけかぁ……大量に持ってるから焼け石に水だな……(苦笑)」
スティーン「えと、それじゃあモールを捨てて、拾います!!」
 ここで「何を拾うか」で損得勘定の説明やらなにやら、色々行われる。
 
DM(しかし問題なのは何を拾うかでは無いのだな……彼女にそれを求めるのは酷だが)
 我ながら余計な選択肢を与えてしまったものだ。仲間に止めて欲しくはあったものの……。
スティーン「じゃあ巻物を右手で拾います! 左手はヘヴィ・シールドで埋まってるから!」
DM「どの巻物が拾えたかは、あとでダイス振ろう(笑)」
レオニス「ちょうど20個だから、D20でいいな(笑)」
DM「で、敵の番なのだが……多分このラウンドの攻撃で間違いなく昏倒なんだよな。レオニス……」
レオニス「そうだなぁ……組みつき対抗ロール! ま、負けですこのダイス目じゃ……」
DM「では13ダメージと酸が4ダメージ。組みつき2回目……で、またこっちが勝って11ダメージと7ダメージ」
レオニス「それは昏倒だ」
フォルカー「ええと、ガントレットでのパンチは強打していいんだっけ?」
DM「軽い武器は強打が無理だから……」
レオニス「ガントレットは軽い武器ではなく、素手攻撃っていう別の扱いだから大丈夫」」
DM「あ、そうか。じゃあ強打OK」
レオニス「なんにせよここで倒してもらえないと次死ぬ!」
フォルカー「くっ……さっきAP使ってでも言えばよかった!」
DM「なにを? っていうかAP使わなくてもこの場にいるんなら言えたけど」
フォルカー「いや、組みつかれてたから」
レオニス「別に意識はあったし問題ないでしょ」
フォルカー「そ、そうか……。ま、まぁ今となってはしょうがない。なんでもないです。レオニスに組みついてる奴にパンチで攻撃します! 命中で8ダメージ」
DM「……強打はしてないの?」
フォルカー「してないです。2回目も命中で7ダメージ」
DM「……いや、えーとこれだけは言わせてくれ! 強打してれば今の攻撃で殺せてたぞ!?」
フォルカー「あ、そうなのか!? ごめん、強打し忘れてたよ……」
レオニス「強打しない理由がまったく無いぞ!?」
DM「ということは……レオニスはこのプティングの攻撃で死亡、だな……」

 しかも全裸。続く!


●プレイヤーズコメント

・レオニス
 くっ、罠か!?
 脱出のための呪文も失敗とは、なんたる不覚……。
 だがスライムの1体くらい、3人いればどうとでも……!

 そう、この状況を脱出することは、そんなに難しいことじゃなかった。
 もっと声を掛け合って、連携さえとっていれば。



・スティーン
 レオニスッ!!
 いや……まずこいつを倒して上へあがることを考えないと……。
(っと言って巻物を握りしめる)



・ロアルド
 ゲエー! 落とし穴。それに自ら飛び込んだーっ! しかも服が溶かされていくだとーっ!!
 さすがのスティーンも動揺してしまったか……。しかし、フォルカー。強打可能か確認しておいて忘れていたとはどういうことだ? 何を考えているか分からん奴では済まないぞ、これは!
 全裸死亡レオニス。別進行とはいえ救えなかったのは悔しい。



・フォルカー
 くぅぅ……俺は軟体と相性が悪ぃんだ。
 俺の斬撃が効かねぇし、まーた分裂しやがった。

 レオニスの装備を拾おうとしたスティーンに、俺は「本当にそれで良いのか?」と何度か訊いたが上手く伝わらなかった。
 今となっては説明するにも整理し切れていなかったのだから、AP使って云っても状況を変えることに繋がったかどうか……。
 この迷いは呑み込んじまおう。……ああ〜! 俺しっかり闘ってねぇ!! 拳に力込めてねぇ!!!



・ダス
 落とし穴と発動失敗でダブルなんだってー! これが、吸い込まれる落とし穴(違う)
 そしてマイナス1っと(笑)  レベル上がったばかりなのに結構なくなってきましたな(笑)
 と思えばレオニスがっ! 全裸。いやいや、それどころじゃなく、ピンチ。

■“彷徨”キャンペーン 第4回(パーティーレベル8) チャプター3

 
 一方時間は戻ってBグループ。
スティーン「きゃ、穴が!」
フォルカー「なんだこりゃーっ!」
レオニス「フォルカーは何相手でもそれだな(笑)」
DM「ってな声が聞こえたかどうかを……聞き耳。まぁ目標値は大したことないが」
 しかしゾアとロアルドは揃って一桁。
DM「頼むぞ本職(笑)」
ダス「任せてくれ……って低い! ……14です」
DM「うはは。まぁそれでも聞こえたよ」
レオニス「空母から攻撃部隊が出たけど壊滅してしまった(苦笑)」
ロアルド「空っぽの空母しか残ってない!」
DM「いやいや、ゾアは完全なアタッカーだし、ダスもローグ能力落としてまで戦闘力高めてるんだ。護衛戦闘機としての力は十分だぞ。…………まぁ単に魚雷(手数ではなく一撃が重いスタイル)が無いから、対艦攻撃能力は……」
ゾア「さっき矢を当てても全然通らなかったからな……」
 レポでは割愛してましたが、一発命中したもののダメージ減少で完全に止められてました。
ダス「お、俺もエレメンタル系はスニークが乗らないから……」
DM「つまりとても相性が悪い(笑)」
ロアルド「だがここでもたもたしてるわけにもいかん! ディメンジョン・ドアで助けに行くぞ!!」
ゾア「そうだな……。見殺しにはできない」
 というわけで、慌ててディメンジョン・ドアで空間跳躍する空母と護衛戦闘機(違)(左写真
DM「すると敵は君たちの存在を認識し、壁をつたって眼前に迫ってくる。これで移動終了」
ダス「壁をぉぉぉ!?」
ゾア「うぉぉ! 器用な奴!!」
フォルカー「プリンス・オヴ・ペルシャ?」
ロアルド「穴があるからそう簡単には来れないと思ってたのに!」
レオニス「そりゃあこんな外見の奴が氷限定の特殊移動手段くらい持ってるのは当然だよな……」
DM「というわけで機会攻撃どうぞ」
ダス「にじゅう…………いつぃ」
DM「ハズレ」
ゾア「5フィートステップして射撃!」
DM「尽く弾かれる」
ゾア「くそーっ! 刺突じゃやっぱり無駄か!!」
ロアルド「俺は行動を遅らそう」
DM「敵の攻撃は……ハズレハズレ。ダイス目悪い」

 
ダス「まぁ……この三人で考えれば……俺が機会攻撃を潰すしかあるまい! 移動!」
レオニス「……機会攻撃を誘発するように移動しました」
ゾア「……機会攻撃を潰す必要ないんじゃ無いか?」
ダス「無いの?」
レオニス「そーいうことは動く前に言ってあげてください(笑)」
ロアルド「いや、なんつうかいきなり……」
DM「急にダスが動いたので?(笑)」
ロアルド「うん。ええ!?と」
DM「じゃあ機会攻撃はAC25まで命中」
ダス「それは当たりますね……」
ロアルド「なにをしたかったんだ!?」
DM「組みつき対抗ロール……はダイス目2じゃ論外だな。こっちの勝ち。最初の叩きつけが20ダメージで……これダスが死ぬんじゃないか……組みつきの方が15ダメージ」
ダス「や、ヤバいですね……一応斬りつけますが……」
DM「当たったけどまったく通らない」
レオニス「んじゃまぁ、あとは二人でどうにか……」
ロアルド「えええええ!?」

 
 結局ダスがどうあがいても死ぬことが確定したので、割り込みでディレイ・デスという「効果時間中はダメージでは死ななくなる呪文」をかけるロアルド。さらに二人じゃまったくどうにもならないと早急に決断したロアルドが穴にダイヴ。落下ダメージを受けつつもスティーンに接触し、フライをかける。これまた旅の領域パワー。本来ならウィザード呪文である。
スティーン「モールが壊れちゃってるけど、いきます! スティーンパンチします!!」
 そう、プティングの間で地面に捨てたので、柄が溶けていたのだ。幸い修理費は安く抑えられるであろうが、現状使い物にならない。
DM「んー、パンチはちょっとだけ効いてるね。半分以上止められてるけど」
ゾア「それでも刺突よりは通ったか! なら俺もパンチなのか!?」
レオニス「フォルカーは予備武器は?」
フォルカー「無い。今回スコップとか用意したから、置いてきた」
レオニス「なんで予備武器置いてくるんだよ! 重量ギリギリとかでもないのに!」
フォルカー「…………すまん」
レオニス「スコップ持ってくから武器置いてくとか……本末転倒過ぎる(苦笑)」
DM「スコップが最強の白兵戦武装!! ……とはいかないからなぁ(笑)」

 代用武器扱いなので、命中ロールに-4のペナルティが乗ります。この時点で論外。

フォルカー「次レベルアップしたら素手攻撃強化の特技を本気で視野に入れるか……」
レオニス「モンクへの道を今から!?(笑)」
DM「ここからドランケン・マスターを目指すフォルカー(笑)」
フォルカー「いや、それはさすがに今からだと厳しい(笑)」
レオニス「いままで全然酒呑みキャラじゃないしな!」

 虻蜂取らずになるから目指さなくていいよ!(笑) 続く!


●プレイヤーズコメント

・レオニス
 これ以上の死者を出しては、挽回不能だ!
 状況は厳しいが、皆がんばってくれ。

 今回よく喋っていますが、レオニス本人は穴の底です。
 うぅ……。



・スティーン
 くっそう……防御しながら攻める。それがあたしの役目じゃなかったの!?
 こんなんじゃ、使い物にもならないじゃない!
 でも、何としてもレオニスと帰らなきゃ……。



・ロアルド
 ダス! 何故、自ら傷つこうとするのだ? 俺が何度も説いて聞かせているのに。お前はいつも! くっ、やはり俺には人を惹きつける力が無いのだな……。
 しかし、落ち込んだりもするけれど、俺は元気です。なのでスティーンを呼んで来よう。ぐっ、レオニス既に死んでいたか……。
 むう、フォルカー……。ダスといい、海洋での失態を挽回する気で臨んでいるのかと問い質したいぞ。まあ、俺の言葉は届かないかもしれんが。



・フォルカー
 落ちる時は大したこと云えねーと思うんだ、なので俺は「何ぃーー!?」等の類で(笑)

 叩く武器を置いて来たのは俺の失敗、スティーンに任せて良いかと思っていたからな……。
 失敗が更に失敗を呼び込む。この闘いの敗色を濃くしたのは俺だ……。



・ダス
 うぅん、迂闊でした。攻撃はゾアに期待するしかないので、手番を有効に使ってもらえるようにと思ったものの。冷静に考えれば弓で狙いにくくもなるし、自殺行為過ぎるしで。狙い通りではあったんですが。
 ……えぇい、それもこれも、アイツが壁なんか走ってくるからだ!(えー)

■“彷徨”キャンペーン 第4回(パーティーレベル8) チャプター4

 結局ダスはHPがマイナス50を超える恐ろしい状態にまでボコボコににされた後、穴に投げ棄てられる(笑)
 ちなみにHPダメージじゃ死なないだけなので、殺す手段は色々あります。窒息死とか。トドメの一撃の頑健セーヴ失敗で即死させるとか。今回は相手の頭の悪さに救われました。戦闘不能と判断し、ホワイト・プティングの餌にした“つもり”のようです。

フォルカー「ダスが降ってきたぞ!?」
DM「レオニス全裸なわけですが、ダスもプティングの死体に埋まってるから服が溶け始めてる(笑)」
フォルカー「そっちも担ぐぞ! 両肩だ!!」

 
 敵の攻撃が有効打を与えてきたスティーンに集中し始める。だが。
DM「武器が無くてもACは高し……と。なかなか当たらん」
 その隙にゾアも殴打武器で攻撃し、物凄くちょっとずつ削る。
 そんなこんなでギリギリの膠着状態の中、3ラウンド経過で穴をダーク・ウェイの呪文連発によってどうにか登ってきたロアルドが合流。魔法の橋を斜めに出して、スイッチバック方式(笑)
ロアルド「よし、ゾアにマジック・ウェポンをかけるぞ!」
ゾア「これで効いてくれればいいが……! 攻撃! ディヴァイン・フェイヴァーの力も加わって9ダメージ!」
DM「全部喰らった(笑)」
ゾア「よぉぉぉし!!」
レオニス「ようやく弱点が判明したか……!」
ロアルド「これはスティーンにもなんとかしてマジック・ウェポンかけないといけないな!」
DM「スティーンに攻撃で、命中が18ダメージと……つかみ強化はこっちの負けか。組みつけなかった」
ロアルド「機会攻撃受けてでも行くべきかな……。行こう!」
DM「回避できるわけがないと思うんだが……ACいくつ?(笑)」
ロアルド「……18(苦笑)」
DM「あの〜27まで命中」
ロアルド「わああああ!」
DM「だってスティーンにそれなりに当ててるんだぜ?(笑)」
ロアルド「こりゃ意味無かったか……」
レオニス「意味無いだけで済めばいいけどね……」
DM「済まないね。意味が無いどころの騒ぎではない」
レオニス「なんか……ダスをさっき叱ってた人がいたような」
ロアルド「う〜ん……同じだな(苦笑)」

 
DM「さすがに重装鎧も着てなければ、防御呪文もかかってないキャラがやるには無謀なアクションだった」
レオニス「さっきのダスとなにが違うんだ(苦笑)」
ロアルド「うー……やっちゃった……」
ゾア「組みつきのダメージにクローズ・ウーンズをするぞ! 15点軽減! ……これでレベル2呪文が尽きた!」
ロアルド「とにかくスティーンのところに行かねばっていう気持ちが急いてしまった……」
スティーン「ごめんなさい……私が巻物拾うのに気を取られて、レオニスを助けられなくて……そこから全部が……」
ダス「いや、そんなことはない」
スティーン「え、でも……」
DM「いや、あそこでの判断は、むしろレオニスが意識あったんだから……」
レオニス「そう。俺が“巻物なんていいから、攻撃するんだ”と言うべきだった。幾らでも口出しできたんだから」
ゾア「こうなったらロアルドが死ぬ前に奴を倒すしかない!!」
DM「これだけ近接戦闘キャラがいながら、殴打武器がゾアの予備武器であるライト・メイスしかないのか……」
 ダスも持っているのだが、穴の底である。手が塞がってるフォルカーでは、穴の上に投げて渡してやることもできない。
フォルカー「すまん……」
レオニス「スティーンのモールが超強いから、それさえあれば問題無いみたいな気分になってたかもなぁ……」
スティーン「迂闊にモールを壊したの失敗でした……ううう……巻物拾おうとなんて……」
レオニス「いや、それは俺の責任だ。気にしないでくれ。今はロアルドを助けることだけに専念して欲しい」
スティーン「…………うん! わかったわ!!」
ダス「スティーンはダメージダイスでさっきからd4の3か4しか出してないじゃないか」
ロアルド「だよね。平均を超えている」
ゾア「よし! まずはダメージが素通しな俺が決めないとな!」

 と、一気呵成に決めたいところであったが……武器のショボさは如何ともし難。
 その後もボコボコにされ、瀕死のロアルド。だが一度、奇跡的なダイス目で組みつき対抗ロールで凌ぎ、脱出は無理だが死亡を1ラウンド先延ばしにした時だった。

ゾア「このラウンド中に倒せば、まだ助けられる!! 一発目は命中で6ダメージ! 二発目は19だからハズレ……」
DM(そ、そこはAP使ってでも当てにいかないのか!? もうAP尽きてたっけ!?)
スティーン「……殴ります! AC25まで命中だから当たり! 6ダメージ!」
DM「あ、あぶねぇ! それで倒れた(笑)」
スティーン「もうダメだ……もう疲れた……(笑)」
ゾア「倒したんだな!? 急いでロアルドをキュアだ!!」
全員「はぁぁぁぁ……(深い溜息)」
DM「お疲れ様! よし、晩飯に行くぞ!!(笑)」
全員「オーッ!(笑)」

 実にこの戦闘だけでリアル5時間が経過していた……(笑) 続く!


●プレイヤーズコメント

・レオニス
 これ以上の死者を出しては、挽回不能だ!
 状況は厳しいが、皆がんばってくれ。

 今回よく喋っていますが、レオニス本人は穴の底です。
 うぅ……。



・スティーン
 はぁ……武勇鍛冶士であるあたしが武器の扱いで失敗してどうするんだろう。
 あたしも今までどうにか敵を倒してきていたから慢心していたのかもしれない。
 もっと気を引き締めて、日々鍛錬しないと!
 こんなんじゃ、カスミちゃんにもヒトミさんにも笑われるわ。



・ロアルド
 そうか、そうだよな。叱った相手と同じことをしていては、説得力ないよな……。
 スティーン、謝ることはない。君は立派に自分の役目を務めている。ゾアも要所での回復。本来は俺がやらねばならぬことだ。……己の魅力不足を再認識して、がっくり来た。ええい、まだ貯金は諦めんぞ!
 そして皆ありがとう。おかげで助かった。さあ、ダスを回復するぞ!



・フォルカー
 ダスが酷ぇ状態で落とされて来た。意識は無い、プディングに溶かされちまう!
 穴の底でダスとレオニスを担ぐ。二人が重く感じる、これが命の重さってヤツなんだな……。



・ダス
 というわけで、虫の息です。完全に息の根を止めに来たらやばかったぜ……。じんわり半裸に。
 じりじりとした、気の抜けない戦いでした。戦線離脱しちゃってますが(笑)
 ロアルドが倒れると、ダスを癒せる人いなくなっちゃうし! そして戦闘において、いかにスティーンの大業物に頼っていたか痛感。ほんとすっかりパーティーの中核だなぁ。

■“彷徨”キャンペーン 第4回(パーティーレベル8) チャプター5

DM「結局手ぶらで戻ってくると例によってカスミが出迎えるのだが……」
カスミ「おかえり〜ってマッパが一人……あちゃー……」
ダス「やった♪ やった♪(葉っぱ隊)」
スティーン「えええ!?」
ゾア「楽しそうだな!? なにが楽しいんだダス!?(苦笑)」
フォルカー「そうやって踊るのか……」
DM「またそうやって風当たり強くするような発言を……(苦笑)」
ダス「裸って言われるとどうしても……」
レオニス「誰もマントかけてくれたりとかないのか……! 今のダスの発言、心に刻んだからな!(苦笑)」
スティーン「お兄ちゃん? プレイヤーキャラだよ? キャラクターで喋るんだよ?」
 改めて説明しますが、中の人がリアル兄妹です。キャラは他人です(笑)
カスミ「ってよく見たらフォルカー、あんたも鎧グラグラで……」
フォルカー「面目ないぃぃぃぃ……!!」
カスミ「その上、股の間からブラブラと背徳感を漂わせてるわね……」
ゾア「マッパに鎧だけだからなぁ。モロ露出じゃないにせよ(笑)」
フォルカー「兜の面頬を降ろす!」
カスミ「……そうやって顔隠すの、前にもされたことあるわぁ〜」
フォルカー「いや、俺は初めてだが!!」
カスミ「前にね、来た奴にね。やっぱりあんたみたいにプランプランさせて帰ってきたのよ」
フォルカー「男が鎧を着るとこうなるんでしょうか、カスミ姐さん!」
カスミ「あの時はスライムに服どころか鎧まで溶かされてきたっけなぁ……。で、あんた達はどうしたっていうの? 珍しく帰りが遅いと思ってたら、こんなことになってるなんてねぇ」
ロアルド「順調に行っていたのではなく……!」
ゾア「単に穴を掘るのに時間がかかってただけです!」
カスミ「だから、なんでこうなったのよ」
 
スティーン「ちょっと前に行ってたところが雪に埋まってたから、それを掘って進もうって皆で掘ってたんだけど」
 
スティーン「なんか透明でデカくてキラキラした氷みたいな奴がいたから……」
ロアルド「そうだな。名前はちょっとわからなかった……」
スティーン「それを、どうにかしようとこう、ジャンプしたら落ちちゃって……」
カスミ「ジャンプ……?(笑)」
 全員苦笑い(笑)
ロアルド「ディメンジョン・ドアで跳んだんだ(笑) レオニスが。で、その先が穴になっていてな……」
カスミ「あ〜……。まぁ〜……。だってあんたら、前もその戦法で戦ったんでしょ?」
ロアルド「そうだな……」
レオニス「情報が伝達されている?」
フォルカー「そうか……」
ゾア「ん?」
フォルカー「トロルと戦うとき、使った戦法だからな。同じ場所で。それを見越してたんだろう」
カスミ「まぁその可能性もあるわね。あんた達が認識していない観察者がいたのかもしれないわよ」
DM「戦闘妖精雪風みたいな(笑)」
ロアルド「見届けるのが任務か(笑)」
ゾア「そうだよなぁ。トロル倒したし。一匹だけ逃がしたウィンター・ウルフがそんなの伝えるわけも……」
カスミ「スピーク・ウィズ・アニマルの呪文を使えば、正体なんてわからなくても“突然何も無いところに現れたガウガウ”って位の情報は引き出せるわ」
ゾア「ああ……」
カスミ「そうしたら、聞く側に人並みの知能があれば“魔法でなんかやった”くらいは想像つくんじゃない?」
ゾア「それができる相手が棲んでいる、ということか……」
レオニス「せめてディメンジョン・ドアを失敗しなければ……」
DM「さっきから死人がキャラの会話に混ざろうとしてるぞ(笑)」
ロアルド「喋ってるね(笑)」
カスミ「そりゃあね。同じこと繰り返せば、対策取られちゃうんじゃないの?」
ゾア「まったくその通りだ……」
ロアルド「対策取らないのは俺たちの方ばっかりだな」

 全員苦笑い。

カスミ「あたしの故郷の大昔の話でも、一度有効だった作戦を調子に乗って繰り返して負けたって話だけど……」
DM「地球の日本という国の(笑)」
ロアルド「んんんん(苦笑)」

 そして重苦しい空気。

ロアルド「…………重い! ここでこう、借金を申込むのがさらに気が重いんですわ!!(笑)」
フォルカー「マッパなこともまだ説明していなかったな。転移した先にホワイト・プティングがいやがって。迂闊に手ぇ出して分裂させちまった。それが悪い方向に進んじまったわけだ」
カスミ「つまり……あんたもスライムで……フリーダムなのね」
フォルカー「俺はそうだ……」
カスミ「前と一緒ねぇ……」
フォルカー「俺と同じような奴がいたんだなぁ……」
カスミ「まぁあの時は女の子も全裸だったけどねぇ〜。それよりはマシなんじゃない?」
フォルカー「スティーンがそうならなくてよかった……」
スティーン「いやでもそれ以上に……レオニスが……」
ゾア「レオニスが……」
ダス「レオニスが……」
ゾア「レオニスが……」
ロアルド「なんで繰り返してんの!?」
フォルカー「レオニスが!」
スティーン「レオニスは……あたしの……せいで……」
フォルカー「いいんだ。レオニスも頑張ったんだ」
スティーン「あたしも一緒に飛びこんだんだけど、捕まっちゃって……」
ロアルド「いや、率直に言おう! 金を貸してくれ!!」
ゾア「レオニスを蘇生させて欲しい!!」
カスミ「いやだから、どうしてこうなったか説明をしろとあたしはさっきから言ってるでしょ!?」
ゾア「まったくもってその通りです……」
スティーン「あたしが……巻物を拾おうとして武器を落としたのが最初で……」
フォルカー「いや違う! 俺が最初分裂させたのがマズかったんだ!」
カスミ「責任の所在とかどうでもいいから!」
スティーン「あううう。ごめんなさい……」
カスミ「別にあたしは謝って欲しくて聞いてんじゃなくて、“どうしてこんなことになったのか”を聞いてるだけよ」
ゾア「職場で何度も言われた言葉だ……同じことを……(苦笑)」
スティーン「巻物の回収に気を取られて、攻撃し切れないうちに命を落としてしまったの……」
ロアルド「そうだったのか……」
 とにかく急いで撤退した為、他の仲間は落ち着いて事情説明を受ける余裕は無かったのだ。
カスミ「それで、この半裸は?」
DM「投げ落とされて多少は溶けて半裸(笑)」
ダス「俺は氷のような巨人に掴まれ、そのまま締め上げられた挙げ句気絶して、その穴に投げ込まれたのさ。いいとこ無しさ」
カスミ「ホントね」
フォルカー「そうだったのか……」
カスミ「どうせまた“俺も混ぜろよ”とか言いながら、真っ先に突っ込んでって返り討ちに遭ったんでしょ」
 全員苦笑い。
ダス「……まぁ、自分の歩を超えた、仕事をしてしまったんだな……」
ロアルド「なにちょっと格好良く誤魔化した感じになってるの(笑)」
カスミ「ハイハイ、相変わらず格好つけてるわね。無駄に!」
 ゾアとダス爆笑。

 まぁそんなこんなで。

カスミ「で、お金を貸して欲しいと」
全員「お願いします!」
カスミ「ちょっと待ってなさい」
DM「すると一度部屋の方に消える」
ロアルド「ダスとフォルカー、今の内に着替えるんだ(苦笑)」

 で、カスミが戻ってくると……。

 
カスミ「このあたしのブタの貯金箱を割る覚悟があって?(ずい)」
ダス「ううう!?」
ロアルド「ひぃぃぃぃ!?」
スティーン「可愛い!」
ゾア「ブタちゃん貯金箱……」
 
ダス「ただの陶器のはずなのに、大きく感じるぜ……!!」
ロアルド「自分より?(笑)」
ゾア「プレッシャーが(笑)」
ロアルド「しかしここは……」
フォルカー「貸していただこう」
ロアルド「ぜひ、ここは……」
スティーン「覚悟が無ければ、こんなお願いはできません!」
カスミ「スティーンは別の覚悟が必要よ?(舌をチロリ)」
スティーン「そんな覚悟は要らないことくらいわかってるでしょ?(笑)」

 全員爆笑しつつ続く!


●プレイヤーズコメント

・レオニス
 シリアスなシーンをギャグで流す悪い癖が発動。
 ダス、その名は胸に刻んだ。

 カスミ殿に目にもの見せてやると息巻いて出かけた私は、無言の帰宅。
 彼女に頼らざるを得ない、この現実……!



・スティーン
 う〜ん。レオニスが助かることは、すっごく嬉しいんだけど……カスミちゃんにお金を借りるのは気が引けるというか。
 なんか、ああ言うことを言われると借りが有るから付き合ってるみたいじゃない。恥ずかしいことは恥ずかしいって言うけど、カスミちゃんももっと甘えていいと思うんだ。まぁ、私も甘えるんだけど、それはまぁ……。



・ロアルド
 相変わらずダスは、実の妹に窘められたり、無駄に格好つけたりと、残念なイケメン振りを発揮しているな(笑)美味しいぞ、そのポジション。実に興味深い。
 さあ、金策を開始しよう。という訳で情けないお願いをしたところ、最後のスティーン&カスミのやり取り。ゾクゾクするね。
 ……何か、急に元気が出てきたぞ!



・フォルカー
 ミットモナイ所をカスミ姐さんに見られちまった、前に俺と同じことをやった奴が居たとはなぁ。
 裸の上にマトモに機能しない全身金属鎧着たら、顔とかだけでも隠したくなっちまうって。
 俺ほどではないが、ダスもやらかしたみたいだな。そして結果が野郎二人の裸……。

 またカスミ姐さんに助けてもらった。これでレオニスを……。



・ダス
 命からがら帰還した喜びと、裸という事実が結びついた瞬間。……こう、言わざるを得ませんでした。考えるよりも早かったです、えぇ。反省。
 そしてまたカスミさんに頼ることに。ぐぬぬ。人様の貯金箱を割らせるというのは重たいことだぜ。スティーンの覚悟完了ぶり(違う意味でだけど)が頼もしいぜ!

■“彷徨”キャンペーン 第4回(パーティーレベル8) チャプター6

ゾア「突然甘い空間が!(笑)」
スティーン「あれ? 間違えました!?(笑)」
カスミ「もう〜(チュッチュ)」
ゾア「イチャイチャが始まった!(笑)」
カスミ「そんなこと言って〜(ポイ)」
DM「で、貯金箱がガシャーンと割れる(笑)」
全員「ああああああ!?(爆笑)」
DM「で、割れたらなんか金貨が数百枚どじゃーっと」
スティーン「すごい!!」
ゾア「あれええええええ!?」
スティーン「銀貨じゃないぃぃぃ!」
ロアルド「スゲェ!!」
レオニス「まぁ銀貨で入ってても流石に足りないだろうな(笑)」
 金貨1枚は銀貨100枚分の価値です。
レオニス「最初から中身が金貨なことくらいわかってましたよ」
カスミ「ほぉら拾い集めなさぁい!!」
野郎共「ハッ!!」
DM「多少拾ったところであまり目減りした気がしない(笑)」
ロアルド「スゲェ……か、かならずお返しします!」
ゾア「かならず!!」
スティーン「豚の貯金箱も添えて!」
ダス「スティーン貯金箱作ればいい(笑)」
スティーン「スティーン貯金箱!?」
カスミ「中に挿れるの?」
スティーン「スティーンを?」
カスミ「“何枚入るかしら”って?」
ゾア「うわああああ!!(笑)」
ロアルド「ダス、そーいうことしてるのか!?」
ゾア「エイミーレンタの積立貯金箱に!」
 
DM「軽くタチの悪い客が“これはチップだ。さぁて何枚入るかな?”って(笑)」
ゾア「わああああ!!」
ダス「ああああ!!」
 
スティーン「あーっ!(意味を理解した)」
ロアルド「“あーっ”てもう!(笑)」
DM「“ほぉら力を抜くと落ちてしまうぞ?”」
ロアルド「アホだ!(笑)」
ゾア「嫌だぁぁぁ!(笑)」
DM「……とか今頃なってるかもしれないぞ!」
ダス「ああ……今頃……」
ロアルド「やりたかった!?」
ダス「いやそーいう趣味はないよ」
ロアルド「別に変態じゃないもんね。…………いや、変態か」
DM「変態というか変人?」
ロアルド「しかしよかった……スティーンのお陰で場が和んだ……」
スティーン「これでよかったのでしょうか……」
ロアルド「よかったですよ!」
カスミ「さぁスティーン、今夜は“新しい世界”を教えてあげるわ……」
スティーン「え? 新しい世界って?」
カスミ「言ったでしょ? 覚悟しなさいって」
ロアルド「そ、それはまさか!?」
ゾア「”夕べはお楽しみでしたね”状態に……(笑)」
ロアルド「スティーン歩き方がぎこちないぞ、と(笑)」
スティーン「あははは(笑)」
フォルカー「色々とレベルアップしていくなぁ……」
DM「というわけでカスミがまたファクセリオンまで蘇生してもらいに行かなきゃいけないんだよねぇ(笑)」
スティーン「その間にモールとか修理してます!」
ダス「あ、ゾア……。投げ込まれた時に借りてたショートボウがやられちまった」
ゾア「なんだとぉ? 結構思い出のショートボウだったのに!!(苦笑)」
ダス「そうだったのか? そんなシロモノを……」
ゾア「そうでなかったら、自分じゃ(ロングボウ使った方が当然強いから)滅多に使わないショートボウ、わざわざ持って歩いたりしてないから」
ダス「すまない……これは矢尻だ……(苦笑)」
ゾア「そんなの自分で持ってろ! 矢も全部パーか……もっかい造らないといけないな」
ダス「矢尻は、あるからさ!!(明るく)」
ゾア「外行ってグリフォンの羽根むしってきやがれ!!」
キートン山田「無謀な囮作戦の結果だけに、ゾアの怒りも当然である」
DM「一方、カスミは悩んでるね」
カスミ「出発を明日にして今夜はスティーンとお愉しみか……今すぐ出発するべきか……うーん……」
ロアルド「先に美味しいのを食べるかとっておくか(笑)」
カスミ「やっぱここで後回しにしてもスティーンがそれ気にしてたら意味ないわよねぇ……」
ダス「深い思考が(笑)」
スティーン「カスミちゃんなにしてるの?」
カスミ「今すぐ行くか明日にするか悩んでるのよ」
ゾア「い、今すぐお願いします!」
スティーン「彼がこうなったのはあたしにも責任があるから、早く行ってくれると嬉しいなぁ……」
カスミ「しょうがないわねぇ」
スティーン「これ、目覚めたら渡しておいて? と、拾っておいた巻物を一枚(笑)」
DM「結局これなんの巻物だったんだ(笑)」
レオニス「ああそれ? それは……グレーター・スライドだね」
カスミ「……人生滑ってばかりね」

 全員爆笑。

ロアルド「イェーイ!」
ゾア「人生を象徴しているかのような!」
フォルカー「じゃあ呪文書も渡しておくか」
カスミ「いやよ! なんでこんなゴツい本持って旅しなきゃいけないのよ(笑)」
DM「百科事典みたいに大きい本だからなぁ。まぁ、メイド服のポケットはバッグ・オヴ・ホールディングみたいに四次元ポケットになってるけど(笑)」
ロアルド「あれーっ!? 高いメイド服だな!」
ダス「エプロン・オヴ・ホールディングだ(笑)」
DM「ポケット・オヴ・ホールディングかな(笑)」
ゾア「カスミえも〜ん!」
スティーン「カスミえもんて!(笑)」
DM「カスえもんだと酷いことになるな(笑)」
カスミ「ま、しょーがない。今から行ってくるわよ」
全員「よろしくお願いします!!」
DM「すぐに準備から戻ってくると、口にはなんか頬張ってる(笑)」
カスミ「ひゃあほっほいっへふるは」
ゾア「行ってらっしゃいませ!(笑)」
ダス「行ってらっしゃい(笑)」
ロアルド「笑ってる場合じゃないが(笑)」


 で、ファクセリオンの叡智神殿でレオニス復活。

DM「レオニスが目覚めると、カスミの顔が」
カスミ(ニヤリ)
レオニス「……くっ!?」
カスミ「ごきげんよう、レオニス君♪」
 レオニス以外爆笑。
 
カスミ「目覚めの気分は如何か・し・ら♪」
DM「と、顎に指をツーッと這わせる(笑)」
ゾア「もう悪役だよ完全に(笑)」
レオニス「お、おはようございますカスミ殿……」
カスミ「目が覚めたら美女が目の前にいるなんて、まだ天国にいるような気分かしら?」
レオニス「……寝てるふり? 情けない! 真意看破であっという間にバレる!」
フォルカー「何もできない(笑)」
レオニス「感謝の言葉も……くっ……ありません!」
カスミ「あたしは今の気分を聞いてるのよ? 感謝の言葉じゃなぁいわ〜」
 レオニス以外、笑いを堪えるのに必死(笑)
レオニス「ええ……この世に再び戻れたこと、望外の喜びでございます」
ロアルド「敢えてカスミには触れないんだな(笑)」
レオニス「そこだけは……!!(笑)」
カスミ「…………(にこー)」
DM「屈服を待ってます(笑)」
ロアルド「怖いよーっ!(笑)」
カスミ「あら? 天国ぶりが足りないかしらね?」
DM「と、手が下半身に伸びていく(笑)」
ロアルド「ちょ!?」
ゾア「ちょっと!?」
ロアルド「しかし受け入れてしまうレオニスであった……」
 全員爆笑。
フォルカー「そんなナレーションが入っちゃうのか(笑)」
ダス「常識が! 常識が!(笑)」
レオニス「カスミ殿に……見守っていただけていたことは、望外の喜びです!」
ゾア「最後のブライドが(笑)」
レオニス「こ、ここは天国かとおもおもおもおもも……と、一瞬思いました……」
フォルカー「全部の言葉が白々しい(笑)」
DM「とか言ってる間にも内股辺りに手が伸びているわけだ(笑)」
ダス「これって意志セーヴ要らないんですか?(笑)」
レオニス「て、天使かと思いました! ええ!!」
カスミ「あらそぉ?」
レオニス「女神のごとく……なんとも眩しい……(棒読み)」

 しばらく弄ばれるレオニス。

カスミ「じゃあそろそろ帰るわよ!」
レオニス「はっ!」
カスミ「キリキリ歩く!」
レオニス「せ、せめて……」
ロアルド「せめて!?」
DM「せめてロリ神官に会わせろ!?」
ダス「レオニス、お前もか!!」
レオニス「ちゃんと司教様にお礼を!」


司教「ずいぶんと短い間にまた来たものだね(笑)」
DM「そんなの今更言うようなことでもないのを、からかうような口調だね(笑)」
カスミ「まぁ修行だからねぇ〜」
司教「それもそうだな」
カスミ「オホホホ」
レオニス「面目次第もございません……」
カスミ「まぁあたしを愛し慕ってくれる弟子を裏切るわけにはいかないしね! ねー?」
レオニス「……は、はい。カスミ殿」

 調教は進行する! 続く!


●プレイヤーズコメント

・レオニス
 深い深い眠りから目覚めると……カスミ殿の姿があった。
 不肖未熟の私のために、遠路駆けてくれた、我らが師。
 そして、私が目覚めるまで付き添っていてくれたこと。
 私にいつか、この大恩に報いられる日は来るのだろうか。

 ……カスミ殿の魔の手が迫る。孤立無援とはこのことか。
 いや、仮に仲間がいても孤軍奮闘なのは変わらなかったな……。
 ……どうか屈することなかれ、我が意志よ。



・スティーン
 さぁて、武器も修繕しないと。武器も己も鍛えてこそよ!
 次こそアイスドレイクを見つけて、倒して、みんなで帰ってくるんだから!



・ロアルド
 なんてことだ! こんな山奥で悶々としているのにエロ妄想で負けている! 一体どうすれば……いや、そうじゃない(笑)
 ともかく、今までの借りがあまりにも大きい。このままでは只の穀潰しになってしまうぞ。はやく何とかしないと……。
 レオニス、羨ましい。目立てて!



・フォルカー
 今までに見たことの無い数の金貨だな、一体どーやって貯めたのか。
 ……今迄にカスミ姐さんに借りた金額は如何程だろうか?
 ヒトミさんにも多く助けてもらっている、それらを合わせると……。
 判んねぇ……ってか、もう考えたくねぇや。こんなことはレオニスが戻ってきたら考えておいて貰おう。
 そーだそーだ! それがいい、そうしよう!!



・ダス
 即割れた(笑)
 これが、愛の奇跡か……(違う)
 ついでに、ダスハヘンタイジャナイヨ。カスミさんの想像力は流石すぎる。そして早く一旗挙げて迎えに行きたいな! 今までの蘇生代でどんだけ掛かってるかとか、考えたら負けだ。

 どういう思い出だったんだろうなぁと思いつつ、ゾアには申し訳ない事をしたなぁ。

 カスミヘブン、相手は屈服する。

■“彷徨”キャンペーン 第4回(パーティーレベル8) チャプター7

 そんなこんなで旅装に着替えた後。

カスミ「あ、そうそう。ハイこれ。スティーンから預かった、唯一残ってた“あなたの人生滑りっぱなし”よ」
レオニス「よりにもよってグレーター・スライドか……(笑)」
カスミ「見事なもんよねぇ〜」
レオニス「カスミ殿、恥を忍んでもう一つお願いが……」
カスミ「なぁに? 筆おろし?」
レオニス「!? い、いえ!」
カスミ「それはダメよ〜。スティーンがいるもの」
レオニス「そうではなく!」
カスミ「半年早く出会ってればねぇ〜(顎をくい)」
ロアルド「まんざらでも無さそうだぞ!?(笑) チクショーこのイケメン共め!!」
 
カスミ「今はあたしにはスティーンがいるの」
レオニス「いえ、それは結構です」
ダス「あ、結構なんだ(笑)」
カスミ(顎をギリギリギリギリ……)
ロアルド「“それは非常に残念なのですが……”じゃないのか?(笑)」
ゾア「プライドの問題が(笑)」
レオニス「ざ、残念です……」
カスミ(緩める)

 全員爆笑。つかもう、基本的にずっと誰かしら笑ってるよ! さっきから!

レオニス「そ、そうではなく……プレイヤー的には凄く残念なんだが……実は装備を色々と失ってしまいまして。だがそれを補充することもままならず……先立つものが無く……」
カスミ「まぁそうよねぇ。今回は完璧に一銭も身入り無かったみたいだしねぇ〜」
レオニス「やはりそうですよね……俺が死んでたらシュリンク・アイテム使えないし……」
カスミ「だってねぇ。フォルカーはブラブラさせてるわ、ダスも半裸だわ、あんた全裸だわ。とんだ露出狂集団よ」
 
ロアルド「“常識が聞いて呆れるわ!”」
 全員爆笑。
ロアルド「我ながら、今の誰だ(笑)」
DM「通りすがりのネクパイ眼鏡っ娘魔導師がなんかそんな風に怒りながら、すれ違った(笑)」
レオニス「アストリッド!?(笑)」
カスミ「ホラ言ってるあの娘も」
レオニス「グサッ!(笑)」
ロアルド「時空を超えちまってるぞ(笑)」
DM「いや、これあっちのキャンペーンの三年近く未来だからなぁ。アストリッドがここに辿り着いててもおかしくはない(笑)」
ゾア「どうなってるかはわからない(笑)」
DM「もしかしたらトアスの二号になっているかもしれない(笑)」
カスミ「で、買い物して帰りたいってわけ?」
レオニス「いや、基本的には工房で買えるからその必要はないのだが……」
カスミ「…………まぁ、その工房には外で買ったものを輸送して来てるのも色々あるわけだけどね?」
レオニス「……そうかっ!」
DM「富士山どころかものすごく辺鄙で危険な道中の先で、キミらは定価で売ってもらえてるわけだ」
ゾア「本来ならバカ高くなって当然なところを」
DM「それを“向こうで買えるからいいじゃん”と(笑)」
レオニス「無尽蔵に湧いて出てるイメージが……なんでも揃うからつい(苦笑)」
フォルカー「コーラ1本250円みたいな」
レオニス「ええ……見ての通り裸一貫なもので……」
ダス「まさに(笑)」
カスミ「まぁ先立つものは無くても、勃つモノは残っててよかったわねぇ(笑)」
ロアルド「アラっ!(笑)」
ゾア「カスミ姐さん、下ネタ連発(笑)」
レオニス「貴女はどうしてそう、下品……んんん!」
カスミ「…………」
レオニス「いえ、なんでもございません……」
ダス「今だ! “堅くなれ”って言うんだ!」
ロアルド「ダスが死んだ方がよかったんじゃないのか……(笑)」
DM「悪魔のレオニスと天使のレオニスが(笑)」
ゾア「天使もずいぶんと過激なこと言ってたぞ!?(笑)」
DM「破邪神ですからな!(笑)」
レオニス「淑女たるものもっと……言葉遣いをゲフンげフフン!」
ロアルド「もう言ってるよそれ(笑)」
カスミ「なぁに?」
レオニス「……なんでもございません」
ゾア「弱い(笑)」
ダス「破邪導師っ!(笑)」
スティーン「なんでもございますん、みたいな(笑)」
ゾア「すん!(笑)」
レオニス「そのような話題は止めていただけません…………せんか」
カスミ「あ……? なんか言った?(露天で買ったお菓子を食べながら)」
レオニス「いえ」
 全員爆笑。
ゾア「弱い! 弱い!(笑)」
レオニス「いえ、なんでもありません……」
カスミ「あらそぉ? はい、串焼食べる?」
レオニス「いただきます」
DM「ダスは食べさせてもらえなかった串焼きが(笑)」
ロアルド「なんだこの扱いの差は(笑)」
カスミ「物分りのいい子にはもの“肉棒”をあげましょう」
ロアルド「アラ!(笑)」
ゾア「わーっ!(笑)」
DM「カスミさん、Sモードに(笑)」
レオニス「なんだろう……なんか従ってる方が楽な気がしてきたぞ……(笑)」
ゾア「わーっ! 破邪導師が! 破邪導師が!(笑)」
DM「屈服を(笑)」
レオニス「素直に言うこと聞いてれば悪い人じゃないような気に……あれ?(笑)」
DM「スティーンとはまた別の堕とされかたを(笑)」
レオニス「いかん!」
DM「スティーンはスティーンで、千弦とくりむみたいになってるんじゃないの(笑)」
スティーン「アハハハ(笑)」
レオニス「言われてみれば……」
 
スティーン「“あなたはあたしの言うことを聞いていればいいのよ……”と(笑)」
ロアルド「えええ!?(笑)」
スティーン「“いい? スティーン……”」
DM「そうそうそう(笑)」
ダス「“えへへ〜”と(笑)」
スティーン「想像がつきやすい!(笑)」
DM「寝起きだとカスミがふにゃ〜んとなってたり(笑)」
スティーン「うわっ! 美味し過ぎる!(笑)」
レオニス「たしかに空腹です……」
 さっきの“言われてみれば……”はこれに続いてたのか!?(笑)
レオニス「美味い……」
DM「風が語りかける……美味い、美味過ぎる……!」
ゾア「埼玉銘菓……」
ロアルド「埼玉銘菓なの!?(笑)」
DM「ファクセリオン名物、肉棒……」
ダス「なんだそれは!(笑)」
カスミ「熱々の汁が滴る肉棒の味が気に入ったようね!」
スティーン「アハハハハ(笑)」
ゾア「ホントにこれ、もう(笑)」
ロアルド「返事したくない!(笑)」
レオニス「ええもう。まったくもって! いやそーいうエロ小説みたいな言い回し知らないんで!」
ダス「ああ、たしかにこれは肉の棒だと」
DM「とかなんとか話してるうちに、ちゃんと冒険に必要な品物を扱う……というか普通なら複数の店舗を回らないといけないところが、ひとつに集約されている大きい店に」
レオニス「……デカい」
DM「デパートとまではいかないけれど、スーパーマーケットくらいの規模ではあるね」
全員「おおお〜!!」
DM「でまぁ品物を見ると、品質が非常に整っていることがわかる。もちろんファクセリオン以外だってちゃんとした店で買えば、粗悪品を掴まされることはそう無いって意味では品質に問題は無いのだけど。ここに並んでるのは見た目まで統一性が高い」
レオニス「現代っぽいんだね」
DM「そう。まぁ我々現代人の目から見たら、そこまでキッチリどれも同じではないけどね。キャラの感覚では驚く」
ロアルド「羨ましいなぁ〜俺もそんなところ行きたい……」
DM「完璧な暮らし易さの高級ホテルから出られません、という感じだからな(笑)」
ロアルド「外に出たい! 旅したい!(笑)」
DM「外には出てるよ! 空が見えないだけで!(笑) でまぁ一般装備品の値段はたかが知れてるんで今はデータに反映はさせないけど、やはり物価は高いね。ここをベースに冒険しようと思ったら、便利な分お金も掛かりそうだ」
レオニス「貧乏人なんて歩いてない?」
DM「だね。少なくとも目に入ってない」
レオニス「道端に孤児が座り込んでない!」
ダス「ファクセリオンってヴィーリオン金貨買い物できるんで?」
 バーンはヴィーリオンからの独立後も、様々な思惑からヴィーリオン貨幣を使い続けてるのです。
DM「カスミの財布だし、もしそうでなくても両替は可能だよ」
スティーン「これはヴィーリオン金貨。これはファクセリオン金貨だ!」
DM「そこで狼と香辛料かよ(笑)」
レオニス「カスミ殿、買い物終わりました!」

 レオニス、わっちに翻弄されるロレ山説。続く!


●プレイヤーズコメント

・レオニス
 魔導の都ファクセリオン。
 この煌びやかな街を、美女と二人。

 客観的にみると、実にすばらしき時間を過ごしていたと思われるかもしれない。
 だが、実際はそうではなかったのだ。
 カスミ殿に抗うので精一杯……いや、抗おうとはしているのだが……。
 立ち向かおうとするほど、おかしな感覚に陥っていくのはなぜなのだ……。



・スティーン
 カスミちゃんはあとどれ位で帰ってくるのかなぁー?
 っとスティーンがポヤポヤしてる間に!?
 まぁ、プレイヤー的には見ててすっごい楽しいのでいいのですが、カスミ&レオニス(笑)



・ロアルド
 完全にレオニス回だな(笑)
 羨ましいことこの上ない!話題の中心的にも、ファクセリオン見物的にも。畜生、これだからイケメンは……。ああ、誰か俺を弄んでくれないものか。
 しかし、ここに篭ってから相当になるな。ここの居心地がいいだけに何とも言えない複雑な気分だ。



・フォルカー
 レオニス、カスミ姐さんに頭上がんなくなったな。
 レオニスはそんなに悪く見られていないが、自身の硬い部分でカスミ姐さんにかなりイジられてる……。
 まぁ立場が弱いのは我々全員なのは相変わらずだ。(スティーンは違うか?)



・ダス
 またしても常識の敗北……! 一枚上手ってレベルじゃない! 一本取れる日はくるのか(笑)
 そして、流石のファクセリオン。ホームセンターのハンマー・シャベルや工具売り場みたいなノリで武器が並んでるんならびびるよなぁ。
 レオニスは必要だったとはいえ、街見学できてうらやましい(笑)

■“彷徨”キャンペーン 第4回(パーティーレベル8) チャプター8

 *画像は留守番中のワンシーンです。
スティーン「カスミちゃんおかえりぃぃぃぃぃ!」
カスミ「ただいま〜!(ぎゅむ)」
DM「とまぁチュッチュ始まるわけですが」
ロアルド「おかえりなさい!」
ゾア「おかえりなさいませ」
ダス「おかえりなさい」
レオニス「皆ありがとう」
スティーン「レオニスよかったよ〜!」
ダス「レオニス!」
レオニス「今帰った。すまなかったな。心配をかけた。もう大丈夫だ」
ロアルド「いや、我々こそ……」
 
カスミ「たぁのしい旅だったわよねぇ〜?」
レオニス「くっ……ええ……」
ダス「熱でもあるのかレオニス?」
ロアルド「皆察したぞいまので(笑)」
フォルカー「なんだろうな……ダスの時とはちょっと違うな……」
ゾア「あんなに突っかかっていたのに……」
レオニス「どうしよう……これから先、カスミとの付き合い方を……(苦笑)」
DM「立ち向かうことを諦めたわけではない、と以前は言ってたのに(笑)」
レオニス「今は……しふくの時だ……!」
ダス「あれ!?(笑)」
フォルカー「いいことあったみてぇだなぁ」
レオニス「いいことあったかなぁ……?」

 …………。

DM「……今至福の時なの?」
レオニス「ん?」
ロアルド「そーいう意味ではなくて?(笑)」
DM「ああ、至福じゃなくて雌伏の時ね!(笑)」
フォルカー「そっちか……!」
ダス「え?」
ゾア「伏せてるって意味だよ(笑)」
レオニス「なんか全然意味が違ってくるな!(笑)」
ダス「え? え?」
DM「そこまで調教されちゃったのかと思ったよ(笑)」
レオニス「下僕だよそれじゃまるで(笑)」
ロアルド「この状況を楽しめるように……(笑)」
レオニス「今は耐える時だ……! とにかく何時でも再開できるぞ!」
ロアルド「し、しかし装備が……」
レオニス「それは大丈夫だ。俺の方で調達してきた!」
ロアルド「か、金は……?」
カスミ「は〜いスティーン、お土産のチョコレートよ〜」
スティーン「ええ〜!? こんなのいいの〜!?」
 この世界のドワーフというかオリジナル種族であるキゲインは甘いもの好きです。いやまぁそうでなくても甘いものなんて貴重なんで、皆大好きですが(笑)
スティーン「じゃあ半分あげる〜」
カスミ「だったら、ん〜(口移しして欲しそうに)」
スティーン「もうしょうがないなぁ〜」
 
ダス「ポッキーゲームポッキーゲーム!!」

 一方、レオニス達はそんなやりとりそっちのけでアイテムの確認なんかを始めており……。

DM「とまぁイチャイチャしてるわけですが……」
ロアルド「……!? 見逃してしまったあああああ!!」
ダス「ふっ……俺は見てたぜ!!」
ロアルド「誇らしげに!? その記憶を分けてくれぇぇぇぇ!!」
フォルカー「他人の記憶を見る呪文ってあったなぁ」
カスミ「他にも、も〜っと悦ぶものもあるからね?」
スティーン「覚悟はもうできてるから……(小声)」
ダス「んんん〜(聞き耳)」
ロアルド「なにか聞こえたのかダス?(笑)」
レオニス「よし! 生まれ変わったレオニスマーク2の力を見せてやる!」
DM「弱くなってるぞ、このマーク2(笑)」
レオニス「ニューレオニス?」
ロアルド「ダサい(笑)」
カスミ「あ、生まれ変わったっていってもこいつはなんにも無かったからね?」
スティーン「にゅぅぅぅぅぅ……(じーっ)」
カスミ「ホントよ〜」
ロアルド「なに嫉妬の炎が燃えてるんだそこは(笑)」
カスミ「ちょっとからかっただけよ〜」
ゾア「“自分とは遊びだったのですか!?”(笑)」
カスミ「彼は間違いなく童貞のままよ?」
ゾア「レオニスは童貞だったんだ〜」
ダス「レオニスは童貞だったのか?」
ロアルド「なにそれ!(笑)」
DM「上から目線だ!」
ゾア「超上から目線だよこいつ!(笑)」
ダス「まぁ修行とか大変だったろうしな!」
ゾア「自分だって素人童貞の癖に!!(笑)」
レオニス「妻帯してないのだから、そんなの当然ではないか!」
カスミ「ゾアは村の女の子何人孕ませたのかしらねぇ〜?」
ゾア「そんなことはしてませんよ!?(笑)」
ダス「百発百中じゃないのか?」
ゾア「……やっぱこいつどうにかしたほうが」
ダス「ゾア、いきなりまともになるなよ!(笑)」
ゾア「これと一緒にされるのは心外だな!?(笑)」
ダス「えええ!?」
スティーン「…………(ダスの肩をぽんぽん)」
カスミ「ダメよスティーン! 感染るわよ!!」
スティーン「あははは(笑)」
ロアルド「なにが感染るんだ!?(笑)」
カスミ「バカが感染るわ!」
ロアルド「うわ!(笑)」
ダス「ひでぇ物言いだ!(笑)」
カスミ「え、だってバカでしょ?」
ダス「なにをぅ!?」
カスミ「なによ、ガッカリなイケメンの癖に!」
ダス「グサッ……! 今のは効いたぜ?」
ロアルド「なんでそこかっこつけてんだよ!(笑)」
カスミ「少しはロアルドを見習いなさいよ」
ダス「……チラッ」
ロアルド「目立たない……」
カスミ「あのだんご鼻は人畜無害の証よ!」
ロアルド「目立ちてぇ!」
カスミ「どんなにスケベなことを言ってても結局なにもできないんだから!」
ロアルド「グサッ! よ、よくおわかりで……。妄想ばっかりなんです、日々(笑)」
ダス「悶々と下日々を(笑) このままではロアルドは爆発してしまうのではないか?」
ロアルド「君だろう! 若さを爆発させてるのは!(笑)」
カスミ「ロアルドにはちゃんとあげたもんねぇ」
ロアルド「ハイ」
ゾア「ハイってなんだ!?(笑)」
レオニス「ホントに貰ってたのかよ!!」
ロアルド「あれ? 貰っちゃいけなかったの!? いや、渡さんぞ誰にも!(笑)」
レオニス「見下げた奴だ!」
ロアルド「旅先でなんかあった癖に!」
レオニス「まったくなにも無かったな」
ダス「ホントになにも無かったのか?」
ゾア「こんな美人とデートしておいて」
 
スティーン「ダメだよ〜? カスミちゃんはあたしのなんだから〜」
レオニス「まったくわけがわからん!」
カスミ「あたしを女神と崇めてくれたわ!」
レオニス「くっ!」
ゾア「やっぱりなんかあったんだな……」
ダス「レオニスもやっぱそうか……」
レオニス「たしかにダスに言われる時だけカチンとくるな!(笑)」
ダス「そんなっ!(笑)」
レオニス「お前と一緒にするな!(パンチ)」
フォルカー「遂に爆発した!?」

 第4回終了!

 
 ロールプレイパート中にレオニスとロアルドがフィギュアで遊んでて、酷いことに(笑)
 どんな戦国部隊だよっ! すげぇ騎馬っていうか騎獣鉄砲がいるぞ!


●プレイヤーズコメント

・レオニス
 今こうして、皆の元に帰ってきた。
 この他愛もないやりとりが心地よい。
 再び皆と共に、我が道を歩み続けることが叶うこと、感謝いたします。



・スティーン
 むー……いいなぁ、レオニスは、カスミちゃんとデートできて……。
 いや! 今はそういう時じゃない!!

 ……でもカスミちゃんを独り占めできるのはあたしだけなんだぞー。



・ロアルド
 命を預ける冒険者同士という気がしないぞ、この会話。俺達は昼休みの中学生男子か(笑)
 しかし、レオニスの理性が無くなったら、このパ−ティは本当に終わりかもしれん……。陰ながら応援しているぞ。何せ俺は流れに身を任す男だからな。自分では止められないんだよ(汗)



・フォルカー
 仲間が助かって戻ってきた、もう失っちゃならねぇな。

 うゎ……カスミ姐さん、ダスとレオニスの扱いが違ぇ……。
 レオニスは何か有ったみたいだが、前とそんなに変わってない様に見えるかな?
 いや、彼の微妙な変化に皆気付いてる、少し勢いが弱くなった感がするな。

 ……今まで多くのモノを失い、失わせてきた。
 何だろう、血ぃ流して無ぇのに身体中がイテェ、押さえても擦っても無くならない。
 これまでの俺の過ちが、大変なことに繋がったのは間違いない。
 もう、笑えない、ワラエナクなっちまった……。



・ダス
 あぁ、漢字見て理解しました。見た目的には雄伏雌飛になってますが(笑)
 伏せて牙を研ぐ! ニューレオニスの明日へ!
 そんなレオニスに、殴られたよ!(笑)
 なんか扱いと対応がアウェーだよっ(笑)