■“豊作キャンペーン” 第4回 チャプター1

 ヴィンフリート・ベッカー ウィザード5/アリストクラート1
 リーンハルト クレリック5/ビリーヴァー1
 ヨルン バード3/レンジャー2/ファイター1
 ノア姫 パラディン5/アリストクラート1
 フェスト ローグ5/ウィザード1

フェスト「あたしの剣はまだ届かないのかねぇ? そろそろ届いてもいい頃だと思うんだけどねぇ?」
DM「大枚叩いて(笑)」
ヴィンフリート「ホントだよ!」

 無論、このヴィンフリートの忌々しげな物言いは、フェストなんぞに大枚叩いてる現実に対してである。

ノア姫「今届いてないということは、今回の戦いには使えませんよね」
DM「このパーティー、フェストのためだけに銀貨13000枚位つかってるからねぇ」
フェスト「ぐっ」
ヴィンフリート「おかしい……!」
 
ノア姫「いちまんさんぜんえん?」

 
DM「銀貨13000枚です」
ノア姫「さんぜんまい」

 ゲーム内の金の価値に実感が湧いてないご様子(笑)

ヨルン「本来は姫のための金なんだから」
ヴィンフリート「ヨルンがいいことを言った!」
DM「銀貨13000枚あると、今回の村人たちが半年位養えます」
ノア姫「…………!!(バチン!)」

 フェストを睨み、机を叩く姫(笑)

フェスト「怒られたーっ!? 時間差で怒られたーっ!?」
ノア姫「………………働きなさい、ちゃんと」
フェスト「またその話に戻るんですか!?」
DM「それだけの金だったわけですよ。猫のために装備を売ってまで蘇生させたということは」
ノア姫「その猫が役に立ってないという」

 
 基本、留守番ですしね。

フェスト「役に立つ立たないじゃないっす〜相棒っす〜」
 
ノア姫「…………………………」

 全員苦笑い。

 
ヨルン「相棒? 友達の間違いじゃないのか?」
ノア姫「ショボーン……」
フェスト「きょ、今日は連れていきますよちゃんと! ファミリアー・ポケット準備しましたから!」
ノア姫「そうね……連れていけばいいわ……」

 というわけで買い物プランが練られ、鋸や斧を買い揃えるのと、飛び道具の一つも持ってないヘッポコフェストはショートボウが必要に。

DM「それぞれの店は別々だが……」
ヨルン「時間ロスになるが、それでもフェストには俺がついていこう」

 姫は乙女の身支度、ヴィンフリートとリーンハルトは呪文の準備です。

フェスト「信用されてない……」
ノア姫「大丈夫ですよ! 時間もありませんし、パパっと行って帰ってくれば!」
ヴィンフリート「姫! それは! それはさすがに!!」
ヨルン「姫!?」
ノア姫「フェスト、大丈夫でしょう?」
フェスト「当然だぁ!」
ノア姫「……ダメっ……ぽい……(苦笑)」

 姫のプレイヤー発言に全員爆笑(笑)

フェスト「えええ!?」
ヨルン「姫! 姫! 本当に、そう思われますか?」
 
ノア姫「いえ、大丈夫よ! フェストも買い物くらいできるわ!」
フェスト「なんか凄い言われようですね……(笑)」
ヨルン「せめて……見張りを誰もつけないというのは危険かと……」
リーンハルト「……さっさと行かせろ」
ヨルン「行かせる!?」
ノア姫「じゃあもう仲良く二人で行ってらっしゃい♪ ヨルンに任せるわ!」
リーンハルト「こうやってモタモタしている間にも危険は刻一刻と迫っているのだ。さっさと行ってこい」
ヨルン「ああ、まったくだ……」
フェスト「はじめから行くって言ってるじゃねーかよ」
リーンハルト「どうしても行かせたくない奴が一人いるようでして」
ヨルン「誰?」
リーンハルト「お前だ!」
ヨルン「一人では行かせたくないだけだ。行かせていいとリーンハルト殿は思っているのか?」
リーンハルト「それくらいできないようでは困る!」
ノア姫「とにかく……時間がありません。早さを優先しましょう?」
ヴィンフリート「そんなに言うならシュピラーレでフェストを見張らせよう」

 使い魔の風の精霊です。視覚の共有やテレパシーはできないので、あくまで無線を搭載していない偵察機のような運用になるけれど。

フェスト「さっきから黙って聞いてれば言いたい放題……」
ノア姫「じゃあ買い物はササッと済ましてきてくださいね」
フェスト「あいよっ!」
ヨルン「俺は俺の買い物もしよう。で、その斧と鋸の形や重さなんだが……」
ヴィンフリート「ちょぉぉぉ細かいところをロールプレイしているよね?(笑)」
ヨルン「いや、間違ったものを買ってきたら困るし」

 俺は好きですよ、こーいう雰囲気作り(笑)

ノア姫「…………」
ヨルン「姫様が腕組みをしてしまった」
ノア姫「おかしいわ。なんでこんなやりとりでここまで時間がかかっているのかしら(笑)」
DM「極めて重要なミッションのようだ(笑)」

 で、今度は弓職人の店にやってきたフェスト。

フェスト「親父ぃ、すまねぇ! ショートボウと弓20本くれ!! 急ぎなんだ!」
商人「(……チッ)ショートボウを弓20……お城からのご入用ですね?」
フェスト「ああ、そうだ!」
商人「それでは準備に時間がかかりますゆえ、用意し次第すぐにお届けさせて頂きます。お代はその時で結構ですので」
フェスト「そうかい! じゃあよろしく頼まぁ!」

DM「で、フェストが手ぶらで帰ってきたよ」
ノア姫「姫は準備ができ次第呼ばれるということで、部屋にいていいんですよね?」
DM「いいよ〜。で、ヨルンは店が近いので先に戻ってきている」
リーンハルト「フェスト、弓は買ってこれたのか?」
フェスト「ああ、店の親父に注文したら、なんか城に持ってきてくれるらしいぜ」
ヴィンフリート「まさか資金を遣い込んだんじゃないよな?」
フェスト「そこまで疑うかお前!?」
ヨルン「喰っちまったのか!?」
フェスト「後払いで言いつってたんだよ(ジャラジャラ)」
ヴィンフリート「そうか」
リーンハルト「我々としてもすぐ出発したいんだが、どれくらいかかると?」
フェスト「ん〜? “すぐに”つってたけどな」
リーンハルト「その“すぐ”というのはいったいどういうことだ? すぐ用意できるというのなら、なぜ自分で持って帰ってこない」
フェスト「ん〜。わかんねーけど店の親父がそう言ったんだよ」
ヴィンフリート「そうか……ちょっと預けておいた金を見せてもらおうか。ちゃんと調べます(笑)」
DM「偽造!?(笑)」
フェスト「偽造技能確かに取ってはいるなぁ(笑)」
リーンハルト「なぜその場で受け取れなかったのか、わけがわからんのだが!」

 あーだこーだ。

ノア姫「姫は待ちくたびれて出てきてしまいます。準備はもうできたのかしら?」
ヴィンフリート「ええ、我々は。ただ、フェストが……」
フェスト「あと弓が来てねぇんだよな。すぐくるっつってたのによぉ……」
ノア姫「フェスト……(フルフル」

 小さく震える姫の声音ロールプレイに全員爆笑しつつ続く!
“豊作キャンペーン” 第4回 チャプター2

ヨルン「その時、姫に嫌な予感走る!(笑)」
ノア姫「お兄様や村の件もあるし、なるべく早く出発したかったのだけれど。あとどれくらいかかるのかしら?」
フェスト「むぅぅぅ。しょうがねぇな。もう一回店まで行ってくるか!」
リーンハルト「その場で買ってきなさい」
ヴィンフリート「ほら、この金を持って」
フェスト「ああ、ちょっくら行ってくらぁ」
DM「すると目抜き通りを荷物を載せたロバをひいて近づいてくる男の姿が」
ヨルン「お、あれは?」
フェスト「あ、さっきの親父」
DM「姫も当然、誰かわかります」
ノア姫「あら? あれはそうじゃないかしら? でもなんだか荷物が大きくなぁい?」
リーンハルト「弓一つでなぜ荷駄が……」
ノア姫「いったい何を買ったの?」
フェスト「ショートボウと弓20個を……」
DM「ショートボウ1個くらい身一つで持ってこれるはずなのに(笑)」
ヨルン「なぜか軽トラックでやってこられたみたいな感じですか(笑)」
DM「もしくはリヤカーで(笑)」
ヴィンフリート「……今なんと言った?」
フェスト「ん? “ショートボウと弓20個”」
リーンハルト「……それは“ショートボウと矢20本”だよな?」
フェスト「…………あ?」
ノア姫「ヴィン……私の聞き間違えかしら?」
ヴィンフリート「いえ……」
ヨルン「つまり“ショートボウを20本”か?」
フェスト「んんんんん!?」
DM「じゃあ視認を振ってもらおうか(笑)」
ヴィンフリート「我々全員でしょうか(笑)」
ノア姫「振りたくないよ〜(笑)」
DM「全員です(笑)」
ノア姫「振りたくないよ〜(涙)」

 現実から目を背けることを許されなかったのはヨルン、フェスト、リーンハルト。

ノア姫「あ、よかった。低い!」
ヨルン「一番怒る人が二人とも見えてない」
DM「三人には、明らかに矢ではなく弓がロバに括りつけられているのがわかる」
ヨルン「ヴィンに目をチラッと……ベッカー卿、あれは?」
ヴィンフリート「なんだ? 私にはよくわからんのだが」
ノア姫「姫は空を眺めてていいですか(笑)」
ヨルン「フェストとリーンハルトをチラッチラッと」
フェスト「弓……です……」
ノア姫「……フェスト、あなたはいったいなにを注文したのかしら?」
フェスト「ショートボウと弓20個でぇす(てへっ)」
ノア姫「私は早く出発したいと言いましたよね?」
フェスト「ハイ」
ヨルン「そして我々の誰が弓を20個も必要としているのだ?」
フェスト「……すいませんでしたぁぁぁ!!」
ノア姫「お店の方に今すぐ謝って買い直してきなさい!!」
フェスト「はぁぁぁいごめんなさぁぁぁぁぁい!! また怒られたーっ!」
リーンハルト「ヨルン殿……申し訳なかった。私が間違っていた……奴を一人では行かせてはいけなかったのだ……」
 
ノア姫「やはり誰かをついていかせるべきでしたわね……」
リーンハルト「信用した私が間違っていた……」
ヴィンフリート「店に入っただけで安心したのは油断でした……」
ヨルン「いや、しかしここまでとは私も予想外でした……」
ヴィンフリート「いや予想、ねぇ……」
ノア姫「誰が予想できたというのか!(笑)」
フェスト「本人だってそんなこと言ってたのを忘れてました!!」
ノア姫「黙れっ!」
フェスト「ほんとに勘違いしてましたごめんなさい……(笑)」
ヴィンフリート「いや、いいと思うよ。フェストとしては100%のロールプレイだと思いますけど(笑)」
ノア姫「いいぞもっとやれって言われますよきっとさぁ早く買い直してらっしゃい」
ヨルン「これが男だったらいざ知らず!」
ヴィンフリート「そうだな。弓を突っ込んで許すか」
ヨルン「お前の買った弓だ!!」
ノア姫「20本も……?(笑)」
ヴィンフリート「姫、そこまでは!(笑)」
ノア姫「いいから早く出発しますのよもう!!(笑)」
商人「ショートボウを20張納品に来たのですが」
ノア姫「ロタールの耳に入ったらどうしましょう……」
フェスト「多分もう入ってるんだろうなぁ……(笑)」
ヴィンフリート「庇いきれない(笑)」
ノア姫「きっともう入ってるんでしょうけれど……」
ヴィンフリート「キラーンと光ってるかも(笑)」
ノア姫「上の階の窓からキラーンって見てる(笑)」
ヴィンフリート「厳しい家庭のお母様みたいで怖い(笑)」
ノア姫「怖っ!」
フェスト「間違えました……弓20個じゃなくて矢を20個の間違いでした……」
 
商人「矢あっ!」

 全員爆笑。

ヴィンフリート「満を持して(笑)」
DM「まぁしないが(笑)」
商人「矢で……ございますか?」
ノア姫「大変申し訳ございません(ぺこり)」
ヴィンフリート「ああっ! 姫が先に! ほら、貴様が謝れ!!」
フェスト「ごめんなさい! すいませんでした!」
ヴィンフリート「姫、表をお上げ下さい」
ノア姫「一人で買い物はできると私も思ったのですが……」
フェスト「なんでこんなことに……(笑)」
ノア姫「こちらの不手際でご迷惑をおかけして申し訳ありません!」
商人「そんな姫様!! おそれおおい!!」
DM「と、さらにさらに平伏する」
ノア姫「ヴィン、フェストと一緒に買い直してきて下さい……」
ヴィンフリート「はっ!」
ノア姫「フェスト」
フェスト「ハイ」
ノア姫「今度はヴィンがついているから大丈夫だと思うけれど……」
DM「すると、馬車の隊列がガラガラとやって来たね」
 
ノア姫「フェストまだなにかやっていたの!?」
フェスト「ちがががががが!? さすがにやってないよあたしゃ!」
リーンハルト「まさか……」
ヨルン「まさか……」
フェスト「あたしゃなんもしてねぇよまだ!!」
商人2「ご注文頂いた品を届けに参りました」
ヨルン「まさか!?」
ノア姫「姫、軽く“フラッ”と……(笑)」
DM「さらにデカい規模の荷駄というか完全に荷馬車が(笑)」
ヴィンフリート「えええ!?」
フェスト「なにも買ってないよあたしゃあああ!!」
商人「恐らくそちらの方が注文されたはずの品を……(フェストを示しつつ)」
フェスト「うっ!?」
ヴィンフリート「品は……なんだ?」

 ご注文の酒を5樽お届けに上がりました!? 続く!!
■“豊作キャンペーン” 第4回 チャプター3

商人「こちらでございますが」
DM「と、大剣を」
全員「おおお〜!」
フェスト「あたしの剣きた!!」
ヨルン「ビックリさせんなよ……(笑)」
商人「間違いございませんか?」
ヨルン「ああ!」
ヴィンフリート「すまない、大丈夫だ」
フェスト「やった! あたしの剣がきた!!」
ノア姫「剣はいいから早く買い直しをしてきなさい」
フェスト「ごめんなさい……行ってきます……」
DM「んでまぁ新しく現れた商人の方なんだけど」
フェスト「ちょっと試し振りしていいかい?」
ノア姫「いいからあなたは早く!」
フェスト「ああっ!? また怒られた!」
ノア姫「もう怒る気力も失せましたわ……」
ヴィンフリート「姫にここまで言わせるとは……(苦笑)」
リーンハルト「まぁこの武器さえあればフェストも……」
ヴィンフリート「ていうかこれが無ければ役立たず」
フェスト「これがあれば別に弓要らなかったんじゃないかい?」
ヴィンフリート「貴様が言うなーっ!」
リーンハルト「この剣で100フィート先の敵を攻撃できるというのだな」
ヨルン「凄いな、フェスト」
フェスト「エクスペディシャス・リトリート使えばできっかな……?」

 徒歩による移動速度を30フィート上昇させる呪文です。つまり障害物の無い平地であれば、突撃することで120フィート先までなら攻撃可能だが……。

リーンハルト「嫌味だバカ」
ノア姫「お手洗い行ってきます。その間に終わらせておいてくださいね?」
ヨルン「フェスト、弓を無礼るなよ?」
フェスト「怒られまくり(笑) ホント失敗したなぁ……弓と矢を間違えるなんて!」
リーンハルト「ご苦労様です。ちょうどその武器が必要だったのです。予定より早くて助かりました」

 高品質のマーキュリアル・グレートソードが届くのは、あと二日後くらいの予定でした。+1はさらにさらに先。

商人「実は貴方がたが取寄を依頼された商人と私は別口でして。商人仲間の情報経由でその話を聞いた私がちょうど品を所有しておりましたので、注文を譲り受けたのですよ。なにせそうそう使い手のいない武器。在庫をくすぶらせたくない私と、時間をかけずに済む利害が一致したというわけです」

リーンハルト「なるほど……」
商人「ええ。以前、傭兵から注文されたものなのですが、届ける前に死んでしまいまして。これでようやく売るアテのない在庫を処理できます」
リーンハルト「それは助かりました。しかしなかなかの大荷物ですね。これもこの城へ?」
DM(こっそりダイスコロコロ……)
商人「いえ、特になにか注文を受けたというわけではありません。……と、これは申し遅れました。私はシュプリックと申します。今後ともお見知り置き願えれば幸いです」
ヴィンフリート「おっと!?(笑)」
ヨルン「ああ!?(笑)」
DM「知識(地域)を振って下さい。でまぁそれはそれとして、フェストは結局今どうしてるんだ?」
フェスト「ああ、そうですね。商人に謝りに行きます」
DM「それはわかってるよ。つかその商人はここにいるんだから。行くも何も無いよ」
ノア姫「つまり、謝った上でお店まで買いに移動しているかどうかということですよね?」
DM「そうそう、それそれ」
 
フェスト「ああ、なるほど……。でもあるんすかね? 弓20本……」
リーンハルト「弓20本あるよここに! 欲しいなら買えよ!」

 全員苦笑い。

ヴィンフリート「……酷い(苦笑)」
フェスト「…………?」

 志村ーっ! 弓! 弓!

リーンハルト「矢の20本も在庫が無い商人など要らん!」
ヴィンフリート「“あいにく5本しか無くて……”とか(笑)」
フェスト「じゃあ謝ってすぐ買い直します……(しゅん)」

 実はこれでもかなりレポ記述は割愛されていて、孤高を貫くフェストが状況を把握し明確な行動宣言をするまでに、15分くらいの問答が行われている(笑)

フェスト「急いでお店に行ってきます」
ヴィンフリート「であれば、フェストを止めよう。で、弓矢の商人には。すまない、先に戻っていてくれないか? 後で必ずコイツを連れて行くんで……」
商人「いえ、連れてきて下さらなくても(取引さえできれば)構いませんが……」
ヴィンフリート「……ああ、そうか。すまなかった」
DM「フェストは普通に嫌われてるからな、この商人からも(笑)」
ヴィンフリート「そうですよね(苦笑)」
ヨルン「領民の敵!」
リーンハルト「そんなに嫌われてたっけ?」
DM「ノア姫に襲いかかった狼藉者が嫌われない道理が無い(笑)」
リーンハルト「あ、あ。襲いかかったのは公になってたんだっけ」
DM「元ノイエ・エイファスってことは伏せられてるけど、フェストがバカやったことは知られている」
リーンハルト「そうだったそうだった」

 フェストの顔を見るなり舌打ちしたのは、それゆえである。

ノア姫「今剣を持ってきてくれた商人さんも、弓矢の商人さんも同じ場所にいるわけですよね」
DM「城門の前で密集してます(笑)」
ノア姫「じゃあ弓を持ってきてくれた商人さんにはヴィンが言った台詞を聞いて、自分からも、すぐに買い直しに行きますので……と言います」
DM「じゃあ弓矢商人さんはロバを連れて帰ります。ロバロバロ〜バ〜ロ〜バ〜」
ヨルン「悪いことしたなぁ……(苦笑)」
ノア姫「フェスト、次からは気を付けなさい?」
DM「でまぁ、知識判定はフェストとヨルンが知っていた」
ヴィンフリート「悔しい!!」
DM「シュプリックはこのビューリンゲン伯爵領をメインに商っている行商人。特定の店舗は持っていない」
リーンハルト「ロレンスだ」
ヨルン「鎧が相場暴落したり(笑)」
DM「客層は冒険者やクーゲルで、彼ら相手の高額な品々を取り扱っている。客単価は極めて高いが、不慮の事態がとても多く、ハイリスクハイリターン。高い商才を求められる生業だ」
リーンハルト「まぁ我々がお世話になるような商人というわけですね」

 ちなみにこのシュプリック、傭兵隊キャンペーンにも登場している

ヴィンフリート「どちらかへ行かれる途中ですか?」
シュプリック「いえ、先日この町からトリエントが持ち込まれたという情報を得まして。かような大物を仕留めるような事態が発生しているとあらば、それに応じた備えが必要となるのではと思い。詳しい情報を集めたところ、ちょうど私が扱いに困っている品をご入用でもあるということで、渡りに舟と契約の譲渡を持ちかけ、駆けつけさせて頂いた次第でございます」
ヴィンフリート「へぇ〜。この人としては、こっちでさらに別の商売ができれば嬉しいなということですか」
ヨルン「なるほど」
ヴィンフリート「今回の剣だけを考えたら、大して儲けてないですよね」
DM「そうだね。双方の商人が利益を分け合う形になるから、わざわざ足を運んだにしては些細な儲けだ。最初に発注を受けた商人にしたら、かかる時間の短縮を考えるとシュプリックよりも旨みがあるけど」
ヴィンフリート「……ということは+1の方が?」
シュプリック「左様でございます」
リーンハルト「なに!?」
フェスト「おぉぉぉぉ!?(喜)」

 だがその直後、何故か全員無言に! 未だに理由は不明だ! 次回で明かされることもない! 続く!
■“豊作キャンペーン” 第4回 チャプター4

ヴィンフリート「……なんか静かになりましたよ(笑)」

 いいことが起こると、それがなにかの罠ではないかと身構えてしまうのでしょうか(笑)

シュプリック「こういった使い手の少ない武器は、いっそ魔法の品でという方が大多数でして。そうでない品の方が希少なくらいなんですよ」
ヴィンフリート「いやぁ助かりました」
シュプリック「恐らくあとから残りの品も届くことになるでしょう」
ヴィンフリート「順番が逆に(笑)」
フェスト「予備としてあるならあたしゃ嬉しいよ! あたしにしか使えないからな、あの武器は!」
リーンハルト「なんと、魔法の品の方でしたか」
ノア姫「わざわざありがとうございました」
シュプリック「いえいえ。私も商売でございますから」
ノア姫「助かりましたわ」
ヴィンフリート「ということは、我々相手に商売するために色々他にも品揃えが……」
DM「シュプリックにしてみたら、このパーティーが赤字ロードを直走ってることを知らないからね(笑)」

 使い魔シャーテンの蘇生費用がとにかく重い。重過ぎた。

ヴィンフリート「……そうね(笑) 稼いだ金で……」
リーンハルト「魔法の武器を注文するような奴らなわけだしなぁ。上手く取りいればいいお得意さんになるだろうと(笑)」
ヨルン「しかも貴族の直属!」
シュプリック「ノア姫様の素晴らしき勲しの話を聞き及びましたゆえ、お役に立てればと。私が扱うような品々、この地にいながら手に入れるのはいささか手間と時間がかかりましょう」
ノア姫「それは助かりますわ(にこ)」
リーンハルト「ということは暫くここに滞在すると?」
DM「むしろ今、他に何か必要なものは無いかなぁという雰囲気が(笑)」
全員「ああ〜(苦笑)」
ノア姫「なにかあったかしら?」
ヴィンフリート「我々にお金があったかしら? という状況なので……(苦笑)」
ノア姫「そうね。実は経済難ですわ、私達……(笑)」
DM「なにせこのマーキュリアル・グレートソード+1も銀貨3000枚近くするシロモノだからね」
ヨルン「ああ、こんなものを買うんだったら……」
ノア姫「そうですよねぇ。それを買うぐらいなんですからなにか他にありませんかって思いますよね(笑)」
ヴィンフリート「似たような価格帯の何個か買ってくれれば大儲けですわ!」
ヨルン「せっかくだが先立つものが……」
ノア姫「各自のお小遣いの範囲で!!」
フェスト「カエナーイ」
ヴィンフリート「コイツらからは儲けが出ない雰囲気が!(笑)」
ヨルン「金さえあればクローク・オヴ・デクスタリティが……」
ノア姫「またなにか御用ができたらお願いします(にこ)」
シュプリック「ええ……そうでございますか……」
リーンハルト「う、う〜ん……」
ヴィンフリート「変に格好つけようとしていないか?」
リーンハルト「いや、そういうわけではない。シュプリック殿、実はそれを注文した頃と今では経済状況が違うのだ。わざわざ手間を割いて貰って来てもらったところを、その見込みに応えられず申し訳ないが。トリエントを倒したことに関しては、現在我々は任務中で……いやしかし……」
シュプリック「いやいや。なるほど。なるほど。かしこまりました。なんであれ今日はこの町で一夜を明かすつもりでしたので、どうかお構いなく。勇者の凱旋を待つ時間は決して無駄ではないでしょう」
DM「大物倒して一攫千金……とは思っても言い出せないことを察してくれたようだ(笑)」
ノア姫「あははは(笑)」
リーンハルト「まぁこの剣があれば、ますますその確率は上がるでしょうな!」
ヴィンフリート「ええ、貴方のおかげでその確率は高まった」
シュプリック「光栄です。それに……」
DM「と言って城を見上げる」
 
シュプリック「幸いなことに取引相手はノア姫様だけのつもりもありませんでしたし……」
DM「その視線の先には、窓から見下ろすアーベル兄ちゃんが」
ヨルン「ああっ!?」
フェスト「ヤベッ!?」
リーンハルト「油とぉ〜松明とぉ〜」
ヨルン「いやぁさすがに油はこの馬車に詰める程度の量では……(苦笑)」
DM「大量の火炎攻撃呪文のスクロールとか(笑)」
ヨルン「トイレットペーパーみたいなスクロールでファイアボールファイアボールファイアボール!」
DM「ワンドでいいじゃないか(笑)」

 PC向けのルールはわざわざ用意していないけれど、世界設定的には大掛かりな儀式によって発動する広域スペルなんかも存在するし、宮廷魔導師を務めるヴィンフリートの父親ならそれが可能である。

ヴィンフリート「姫、それでは私は先程の買い直しに行ってまいりますので」
ノア姫「お願いしますヴィン」
ヨルン「むしろもう全員で行ってそのまま出撃した方がいいんじゃないのか」
フェスト「じゃあ行こうか。剣が戻ってきたぞぉぉぉ!!」
ノア姫「……あなたは剣が戻ってきたからって浮かれないのよ?」
フェスト「ゴメンナサイ」
ノア姫「それで失敗するんだから……」
フェスト「ごめんなさぁい!! ほんっとごめんなさい!!」
ヨルン「もう壊すなよ?」
フェスト「はい……」
リーンハルト「それ言ったら姫の剣だって壊れてるんだがな(苦笑)」
ヨルン「ああ!? そうか!!」
ヴィンフリート「剣を壊したこと自体は責めるべきではないだろう」
DM「姫にも突っ込まないと(笑)」
ヴィンフリート「ヨルン、貴様……」
ヨルン「いや、ディスってないですよ(笑)」

 まぁアタッカー(フェスト)が構わなくていい雑魚に拘泥している間、最前線を支え続けたことで剣を破壊された姫と、そのアタッカーが遅参した途端破壊されたのでは違う気もするが(笑)

フェスト「今回はシャーテンもちゃんと連れていきますよ!」
ノア姫「フェスト、先に言っておきますけれど、シャーテンに次はないと思ってね?」
フェスト「うぐっ!」
ノア姫「申し訳ないけれど……」
フェスト「わかってるよ。あたしだってみすみす死なす気はねぇよ」
ノア姫「なるべくそういったことは考えたくないのだけれど……」
フェスト「わかってるっての」
ヴィンフリート「姫のおっしゃるとおりです。そしてきっとコイツはわかってないです」
フェスト「ええ!? そんな!(笑)」
ヴィンフリート「では色をつけた値段で弓矢を購入し……銀貨50枚を支払います。増えた差額はフェストに貸付です」
フェスト「また増えた……(笑)」
リーンハルト「まぁそうだな。しかしフェストが金を稼ぐことは可能なのだろうか(笑)」
DM「このパーティーが赤字を続ける限りは無理だね。黒字になれば恩賞として貰えるかもしれんが」
ヴィンフリート「他のパーティーみたいに山分けみたいなことにはならないですよね」
DM「だね。つかまぁこのパーティーで一番金使ってるのフェストだが」
ヴィンフリート「まったくだよ!」
ノア姫「もうしわけない……」
ヴィンフリート「なんで姫が!?」
 
ノア姫「だって……姫がフェスト引き取っちゃったんだもん……」
フェスト「あれぇぇぇ!?」
ヴィンフリート「そこまでいきましたか(笑)」

 そんなこんなで再び出撃だ! 続く!
■“豊作キャンペーン” 第4回 チャプター5

 シーン切り替えということで休憩時間に。
 その時の話題は「ノア姫とスティーンのプレイヤーは実年齢より若く見える」というものだった。

ノア姫「まぁまぁまぁ。若く見えるのはいいですけれど、胸は成長します。以上!」
DM「まぁどっちも成長してないよね」
ノア姫「減りましたけど!?」
ヴィンフリート「減った?」
フェスト「減った?」
ノア姫「なんでもありません!」
ヨルン「凄い! ワダツミさんのエフェクトが!」
DM「ヘルバストエフェクト、起動!」
フェスト「なんでKOS-MOSが入ってるんですか(笑)」
ノア姫「ええ、ええ、減りましたよ……減りようがもうないですよ……クゥゥゥ!!(DMを叩く)」
DM「なんだよ!?(笑)」
 
ノア姫「…………(プレイヤー、自分の胸を掴んで寄せる)」
DM「今凄いイイモノを見たな!?」
ヴィンフリート「ええ……!!(ぐっ」
ノア姫「……はじめましょう!!」
DM「挿絵は決まったな……!!」
ノア姫「いいからはじめましょう!!!」

 そんなこんなで村に到着。

DM「明らかに異常なスピードで繁殖しているね。昨日の知識判定の達成値で判断するに、このペースだとあと二日でリミットな気がする。が、あくまで“このペース”の場合」
リーンハルト「一定のペースで成長する保証なんて無いからな」
DM「うむ。急にペースアップすることも、その逆もあり得る」
ノア姫「急ぎましょう!」

 以前ドライアドが撤退した方角に的を絞って進むと……。

DM「穴があるね。垂直ではなく、地下へ続くスロープだ。結構な急坂ながら、ゆっくり進めば特に判定無く降りられそうだ。ただし、壁に手をついてジリジリ降りる以外の動作をする場合は、平衡感覚判定を要求される」

ヨルン「じゃあフェストはどうするんだ?」
フェスト「足元を捜索しながら進みます」
ヨルン「我々は10フィート後方で追従しよう」
DM「やはり這いつくばったりしなくてもどうにか降りられるが、登るときは簡単な登攀判定を要求されそうである」
ヨルン「ロープを用意しておくか……」
DM「鎧を着てない人には簡単だろうけどね」


DM「捜索したフェストは知識判定だ。ダンジョン探検と自然」
フェスト「無い! 無いから振れない!」

 やはりウィザードを1レベルマルチしてるだけじゃ知識の網羅は難しい(笑)

ヴィンフリート「ロープをちゃんと結べない気がするな(笑)」
リーンハルト「固結びしかできない」
ヴィンフリート「(野外活動のプロたる)ヨルンは?」
ヨルン「ヨルンも縄使いは駄目だな。平目で修正値は3だ」
フェスト「縄使い……ランクは1ね」
DM「このパーティーはロープワークに通じている人がいない(笑)」

 一般的なプレイ環境において、トップクラスに軽視される技能なんですよ、縄使いって。
 実際の冒険者必須技能なのだが。
 無論、うちの環境で軽視すると当然困ることになります(笑)

ヨルン「レッドスネークカモン!!」
フェスト「修正値でいうと7なんですけどね。絹のロープで+2も含めると」

 D&Dのロープは異様に軽くて丈夫です。絹のロープは15メートルで5ポンドの重量しかないにも関わらず、荷重制限が無いため、巨人がぶら下がってもだーいじょーぶー。以前、荷重制限はあったほうがいいだろうということで(この世界でも現状用意可能な素材の)リアルなロープを調べたら、頑丈なロープは(やたら軽くて頑丈なゲームのデータに比べ)重過ぎて大変だった(笑)
 15メートル何ポンドにすればいいのだろうか、は現在も審議中である。

 で、素人なりに結んで降りていくことにするのだが……。

DM「で、ロープは何フィートあるんだい?」
フェスト「誰のロープ使うんでしたっけ?」
ヴィンフリート「お前が絹のロープを持ってると言っていたんだろう! +2になるというから任せたんじゃないか!」
フェスト「あ、そうか! じゃあ50フィートです」
DM「外の木に結んでる距離を考えると、25フィート進んだところでロープ終了だな」

 つまり5マス。実際に降りる前からどう見ても足りないことは明白であった(笑)

フェスト「……べつにいいんですよね?」
リーンハルト「いまお前のフィギュアが置いてあるところまでしかロープがもたないんだよ」
フェスト「ん? ん?」
ヴィンフリート「(無視しつつ)他にロープ持っている人?」
ヨルン「はい。麻のだけど。50フィートでーす。よぉし、足りないのか! このロープを使え!!」
フェスト「ありがてぇ! 結んで継ぎ足すぜ!!」
リーンハルト「どんどん縄使いの難易度が上がっていく(笑)」

DM「じゃあさらに50フィート、捜索しつつ降りた」
フェスト「ろく、なな、はち、きゅう、じゅう……ここまでか」
DM「まだ底は見えない」
フェスト「足りねぇぞぉぉぉぉ!!」
ヨルン「誰かー? ロープ! 無いかな?」
リーンハルト「すまない」
ヴィンフリート「持ってない」
ノア姫「とりあえずロープで降りることは諦めた方がいいんじゃないかしら?」
ヨルン「そうだ、な……」
ノア姫「じゃあロープは一度全部回収した方がいいんじゃないかしら?」
ヨルン「これはこれで残しておいてもいいんじゃないかな?」
ヴィンフリート「いや、姫の言っていることは、もし落とし穴があった場合とかに備えてるのではないだろうか?」
ヨルン「ああ、たしかに」
ノア姫「この先、誰もロープを持っていなくて。ここのロープが有っても無くても関係無いのなら、使わずに持っていった方がいいんじゃないのかしら」
ヨルン「一理あるな」
リーンハルト「底まであれば大いに意味があるんだが、途中までではなぁ……なくはないが……」
ヨルン「じゃあ解こうとしてみます」
DM「簡単に解ける結び方とかに出来てないから、縄使い判定……失敗。よりガッチリ結んじゃった」
ヨルン「駄目だ」
フェスト「あたしが戻って解いた方がよかったんじゃないか?」
リーンハルト「もういいよ。切っちゃえ」
ヨルン「ああ、そうだな。フェスト側の方を切ってしまおう。ブチッ」
 
DM「あ、フェストが……」
フェスト「切るなら切るって言えぇぇぇぇぇ!!(ズザザザ)」

 全員爆笑だが、正直これではイジメである(苦笑)

ノア姫「大丈夫かしら……」
DM「じゃあフェストは平衡感覚を」
フェスト「21!」
DM「持ち堪えた(笑)」
ノア姫「フェスト大丈夫!?」
フェスト「なんとか!」
リーンハルト「これが技能系キャラのコンビプレイなのか(笑)」
ヴィンフリート「新たなコンビが生まれようとしている……(笑)」
リーンハルト「屋外と屋内のプロ同士が連携した結果がこれだよ(笑)」
ノア姫「意地悪言わないの!」

 さすが姫だ。イジメに加担しない(笑)

フェスト「じゃあこのロープはあたしの方で回収しておくよ!」

 で、ロープを調達しに一度戻るか、戻るときはフライの呪文に頼ることにしてそのまま降りるかで、相談。
 時間が無いのは事実なので、悩ましいところではあるわけだ。

リーンハルト「しかし敗走して敵に背後から襲われてるような状況では、ロープがあっても登る速度なんてたかが知れてるから、どっち道追撃で壊滅しそうな気がするんだよね……敵が遠隔攻撃できるなら掠っただけで切られちゃうだろうし……」

 フライの場合は一番力のある姫にかけて、他の者をピストン輸送ということになる。
 つまりまぁ、どちらの方法でも追撃ガンガン受けながらの敗走の場合非常に厳しいことになるが……。

ノア姫「ならば急ぎましょう。ヴィンの魔法でなんとかできるというのなら、戻る時間も惜しいです」

 他のキャンペーンならここでも結論延ばしで一時間は悩んでるぞ! 続く!!
■“豊作キャンペーン” 第4回 チャプター6

 
DM「じゃあ、ここで下り坂が終わった」
フェスト「ここが底、と……じゃあ能動的な聞き耳をしてみます」

 巡航状態でも受動的な聞き耳は常時行われているのだが、いわゆる“よく耳を済まして”ってヤツである。

フェスト「……うん、なんにも聞こえない!」
DM「よっぽどダイス目が酷かったんだな……(笑)」
フェスト「じゃあ全員ついてきてくれ!! 底の奥まで行くよ!」
ヨルン「気をつけろよ!」
フェスト「気をつけたけどなにも聞こえなかったから!(笑)」
DM「視認を振ってくださいな〜」
フェスト「18!」
DM「うむ!」
ヨルン「ダークマントルだ!!」
DM「なんでそこで(笑)」
ヴィンフリート「降ってくるの?(笑)」
フェスト「違う世界の話に!」

 映画D&D2のネタでした。

リーンハルト「ダークマントル、キノコ説」
ヨルン「あのヒダが(笑)」
DM「キクラゲみたいだな……(笑)」
フェスト「キクラゲってキノコ?」
DM「キノコだよ。中華料理に入ってる」
ヨルン「ダークキクラゲ!!」
フェスト「五目焼きそば美味しいよね〜」

 
DM「目が合いましたねぇ。フェストとコイツだけでイニシアチヴ」
ヴィンフリート「二人だけの時間……」
DM「コイツは大型です」
ノア姫「これでいいですか?(写真の白い台座を持ち)」
DM「そうそう、それそれ」
ノア姫「ふふん♪」

 おおっとここでドヤ顔だぁ! お見せできないのが残念!!

DM「屈辱の代理フィギュアです。マイコニドはマイコニドなんだけど、サイズは大型です。デカいマタンゴフィギュア欲しい」
フェスト「お、そこそこいい。19」
DM「はい、お先にどうぞ」
フェスト「どうすっかなぁ…………じゃ、とりあえず後ろに忠告しとくか。デカいキノコがいるぞ! この間の奴によく似るが、よくわかんねぇ!!と言いつつ、グレートソードを片手保持してシールドのワンドを抜いて……」
ヨルン「カードカード!」
フェスト「あ、ワンドのカード無い」
DM「お前ワンドメイン装備だろ!?」
フェスト「ええっ!? メイン!?」
DM「だってワンド多用するつもりだろ!?」

 
 手に保持している装備を、アイテムカードで明示するのがTRPG部のしきたりです。
 ところで↑の姫の中の人は、突っ伏しててもピースを忘れないのですね(笑)

フェスト「あ、そうでした! シールドのワンドを使いました! エンドです!」
DM「次はキノコのターンだな」
ノア姫「キノッコ〜♪」
ヴィンフリート「可愛い!!」

 着ぐるみキャラ的作り声をシャウトした姫にヴィンがメロメロよ!!

ノア姫「キノッコ〜♪ モゲェェェ!!」
DM「ちっちちっち〜オッパ〜イ♪」
ヴィンフリート「あれ?(笑)」
ノア姫「ボインボイ〜ン♪」
ヴィンフリート「ボインボイ〜ン♪」
ノア姫「モゲ! モゲモゲモゲ!」
DM「Wooooワオ!! というわけで胞子をフェストに吹き付けるぞ。ブボボボ。頑健セーヴをせよ」
フェスト「頑健セーヴ18!」
DM「わかった! とりあえずいきなり血を吐いて倒れるとかはないようだ! で、第二ラウンド。全員イニシアチヴだ」
ノア姫「ハイ。姫は17です」
DM「姫はまだ♪」
全員「17だ〜から〜♪」
ノア姫「でも姫16歳です」
ヨルン「キョーダンイン?」
ノア姫「え?」
ヨルン「教団員だから?」
ノア姫「ああ〜17歳教ってことですか(笑)」
DM「宇宙鉄人キョーダインのことかと思った!!」
フェスト「キョウダンイン……」
ヴィンフリート「あ!? 本当はそう言ってたんだ!? 俺もホントにキョーダインかと!(笑)」
ノア姫「17歳教っていう……」
ヴィンフリート「17なら大鉄人になるんじゃないかと」
ノア姫「わたしまだ19なんでそんなそんな……失礼ですよ!(笑)」
DM(そんなネタが通じると思われては失礼、と言ってるのだろうか……(笑))
フェスト「一歩下がって……」
DM「平衡感覚を」
フェスト「あ、そうでしたね。23!」
DM「全然余裕」
フェスト「あとは防御専念してエンドです」
DM「次は姫か」
ノア姫「姫とりあえずなにもできないんで……」
リーンハルト「動かなければ平衡感覚判定求められないから……」
ノア姫「じゃあとりあえずこのままで」
DM「次はヴィンフリートか」
ヴィンフリート「う〜〜〜〜〜ん…………」
DM「悩んでるね。略してナヤヴィンだね」
ヴィンフリート「悩ましい………………行動遅らせます。我ながら酷い!(笑)」
ヨルン「ここからは射線が通ってないので……移動して平衡感覚。とう! 成功。で、射ちます。くっ、コイツはデカいな!! サクっと当たってダメージが13。ターンエンド」
リーンハルト「ブレス! 以上!」
ヴィンフリート「これは……スクロールを出して唱えたら、平衡感覚でしょうか?(笑)」
DM「平衡感覚ですね(笑)」
ヴィンフリート「ですよね!」
DM「先にリーンハルトのブレス唱えたことによる平衡感覚判定を」
ヴィンフリート「ああ、それ次第で変わる」
リーンハルト「…………2!!」
DM「それは転げたなぁ(笑) さらに登攀振って。どんだけ転げ落ちるか」
リーンハルト「…………駄目だーっ!」

 
DM「コントの様に底まで転げ落ちて壁に突っ込んだな(笑)」
リーンハルト「落ちる途中に機会攻撃も受けるのか……」
DM「落下は3ダメージで、機会攻撃が命中して、キノコパンチ!」
ノア姫「くらえ〜♪」
DM「5ダメージ……非力だなぁ(笑) そして……(フィギュアを並べ出す)」
ヴィンフリート「え、これって……?」
DM「リーンは見てしまった……」
ヴィンフリート「っていう視界?(笑)」

 重鎧で急勾配……それは転落フラグのナニモノでもなかった! 第四回終了!!